ミラーワールド
ミラーワールド(MIRROR WORLD)とは、現実の都市や社会のすべてが1対1でデジタル化された世界を表現する用語です。
名前の通り、実際の世界のすべてのものがデータ上にデジタルツイン※として存在する様を、鏡に映った虚像になぞらえて「鏡像世界(=ミラーワールド)」として表現されています。
※現実世界に存在するモノが、対としてデジタル上に存在していること。
ミラーワールドは、「ウェブ」「ソーシャルメディア」に続く第三の巨大プラットフォームとして期待されており、情報や人々がデジタル化された現代に残る、残りすべてのもの全てがデジタル化され、マシンがモノや場所を認識できるようになるのだそうです。
ARはそのミラーワールドを覗く「窓」になりえます。 『WIRED』日本版VOL.33の特集にて、このように表現されていました。
”「電源を入れたら、クジラの鳴き声が聞こえたんだ」と彼は言う。「でもどこにもいない。オフィスを見回してみたよ。そうしたら、窓の外を泳いでいるんだ。建物の外をクジラがだよ! つまりこのヘッドセットはぼくがいる部屋をスキャンして、そこにある窓をポータルと認識したんだ。それで、室内から外の通りに向かってクジラが泳いでいくかのようにレンダリングしたわけさ。ホントにぶったまげたよ」。サヴェッジがゴーグルの向こう側に垣間見たもの、それこそが、ミラーワールドだ。”
引用:ミラーワールド:ARが生み出す次の巨大プラットフォーム
「AR元年」としてARの体験が安価に広く、低いハードルで体験することができるようになった2016年、ポケモンGOをはじめとしたコンテンツは人々に「ヴァーチャルとフィジカルの結合」の感動を知る機会を広めました。ミラーワールドは、その先にある未来として期待されています。