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CDを売らないアイドル!?純粋に音楽を楽しんでもらうために、アイドルが取り組んだプロモーション方法

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2017年7月、アイドルユニットnotall(ノタル)がARつきのCDを定価0円でリリースしました。このCDおよび楽曲MVではARでのプロモーションが行われ、ファンなら誰でも見たくなる、本商品でしか味わえない内容となりました。本記事では、この一風変わったプロモーションがおこなわれた理由についてご紹介します。

ソーシャルアイドルがARを活用したプロモーションを実施!その内容は?

アイドルグループnotall(ノタル)が、CDのプロモーションとしてARを活用しました。 notallは、「世界のみんなと一緒に育てる、次世代型ソーシャルアイドル」をコンセプトに活動している日本の4人組女性アイドルグル―プです。

野菜売り場に立つ次世代型ソーシャルアイドル「notall(ノタル)」の4人 「CD売るの辞めました。」の文字とともに

そんなnotallが、7月23日発売のCDに、ARで「ある仕掛け」を施しました。 仕掛けの内容は、無料スマートフォンアプリ COCOAR (ココアル)を使って、スマホをCDジャケットにかざすと「notallからのファン向けメッセージ」と「CD発売用PRイベント映像」を見ることができるというもの。 さらに、新曲のプロモーションビデオの中にも、ARを使ってプレゼント企画に応募できる仕掛けがあり、ファンはARを介して2回もnotallの限定コンテンツを楽しめるようになっています。

なぜnotallはARを使おうと思ったのか、その理由は?

今回の「ARをCDに付ける」という企画は、notallをプロデュースしている「ワロップ放送局」担当者の「純粋に音楽を楽しんでほしい」という思いから始まりました。最近の音楽市場、とりわけアイドルのジャンルでは、CDを買う目的が「音楽を聞くこと」より「CDに付随する特典(握手会招待券など)」に移り変わっています。

しかし、プロデューサーは「何らかの特典+-のためにCDを購入するのではなく、CDそのものに価値を付け、人々が欲しくなるようにしたい」と考え、そのためのプロモーションをおこなうことを決定しました。そんな思いから生まれたアイディアが、CDジャケットをそのままマーカーにできる「AR」の技術を使った企画でした。

QRコードでも同じことはできましたが、その場合、CDのジャケットにQRコードを印刷しなければいけませんでした。QRコードの記載によりジャケットのデザイン性を損ない、印刷費用もかかってしまいます。ARの技術なら、画像そのものを読み込むことになるため、上記の心配をする必要はないと判断されたのです。

そしてnotallが完成させたCDでは、ジャケット部分にARマーカー(読み取るための印)が設定され、読み取ることでキャンペーンの説明動画が閲覧できるように。さらには、プロモーションビデオのワンシーンもマーカーに設定されており、こちらではプレゼント企画をおこなっています。

このように、ひとつの楽曲に対して多彩なARを設定することができました。

#こっそりおそろいだね

プロモーションツールとしてのAR

最近では、notall以外にも国内外様々なミュージシャンが、プロモーションの方法としてARを活用しています。その目的はさまざまですが、主に「ファンとのコミュニケーション」のために使われているようです。notallの様に、CDジャケットにアプリをかざすとミュージシャンからのメッセージが聞けるというものから、ファン専用会報誌の表紙にかざすことで、フォトフレーム取得、オリジナル曲の視聴を可能にさせるという活用方法があります。

また同様にCDジャケットを読み取ることで、ミュージシャン自身が3Dになったミニキャラクターがあらわれ、歌を唄うようにしたという活用例もあります。ARは、ファンに喜んでもらうためのミュージシャンとのコミュニケーションツールとして、ひいては「人の心をつかむプロモーション」ツールとして、音楽市場で活用されているのです。

INFO

関連リンク

  1. notall(ノタル)オフィシャルWEBサイト

COCOARバナー画像
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