ARを活用して顧客体験価値を高めるGODIVAの担当者さんにインタビューしてみた

本記事では、ARを商品に活用して顧客の体験価値を高めるGODIVAの担当者への、ARの導入背景や活用状況、今後の展望などのインタビューの模様をご紹介いたします。GODIVAでは、クリスマスやバレンタインのシーズン商品にARを活用し、限定コンテンツを提供しています。

こんにちは。ARGO編集部のちかです。

シーズンイベントに合わせて限定コレクションが発売されるGODIVA。GODIVAでは限定コレクションや店頭ポスターにARを活用し、顧客へ美味しさやパッケージの美しさに加わる新たな体験の提供をおこなっています。これまでに、2020年のクリスマスコレクション「ゴディバグリッタークリスマス」、2021年バレンタインコレクションチョコレートコレクション「きらめく想い」にてAR企画を実施しました。

そこで、今回はゴディバジャパン株式会社の今井さんにARの導入や、クリスマス・バレンタインのAR企画、今後の予定などに関して、お話を聞かせていただきました。

ちか：本日はありがとうございます。なぜARを導入されたのか、経緯を教えていただけますか？

今井さん：GODIVAの商品はパッケージがかわいいということで、食べた後も捨てずに活用してくださるお客様が多いんです。「記憶に残る幸せな時をつくる」というのがGODIVAのミッションなのですが、チョコレートがおいしい、とか、パッケージがかわいい、とかそういったものに＋αでより楽しんでもらえる企画にしたいと思ったのが始まりです。AR自体は、以前から知っていて、とある会社さんの名刺にARの仕掛けが付いていたのですが、その楽しさや記憶の残りやすさに魅力を感じていました。また、他社の食品メーカーさんがおこなっているパッケージからフォトフレームが出てくる事例を見て、ARカメラでなにか思い出に残る企画が出来ればいいなと思いました。

ちか：なるほど、そうだったんですね。たしかにARを活用して記念写真を撮れば、体験として記憶に残るほか、物理的にも思い出写真が残りますね。前回のクリスマスのAR企画はいかがでしたか？

今井さん：クリスマス企画は今回のバレンタイン企画のトライアルとして実施しました。「グリッタークリスマス」というコレクションだったので、ARコンテンツからコンセプトに沿ったメッセージがうけとれるように工夫しました。コンテンツの内容としては、くまのパッケージにかざすとくまが動き出して踊る動画が見れたり、ツリーのパッケージにかざすとツリーがだんだん夕暮れから夜を迎える街並みの背景の一部になっていき、夜空にきらめく星とサンタがあらわれる動画が楽しめたりというものでした。ARコンテンツ再生数は1万に迫り、撮影も数多くおこなわれるなど、たくさんの方に楽しんでいただけたようでよかったです。

ARGO：AR演出が楽しめる「ゴディバグリッタークリスマスコレクション」をやってみた

ちか：私も実際に試してみたのですが、動画がかわいくて記念写真を何枚も撮っていました！たくさんの方が同様に楽しまれていたのですね。今回のバレンタイン企画や今後の展望に関してはいかがですか？

今井さん：今回のバレンタインAR企画は、ゴディバ公式アプリでの先行コンテンツになっています。ARコンテンツだけでなく、最新情報やモバイルオーダーなど便利なアプリになっておりますので、ぜひダウンロード＜App Store（iOS） / Google Play（Android）＞してみてください。ARコンテンツとしては、メッセージとチョコレートの種類を連動させているので、どのメッセージがどのチョコレートを表しているのか、楽しんでみてくださいね。

今後に関してですが、クリスマス企画やバレンタイン企画にとどまらず、季節ごとに様々なAR企画をおこなっていきたいと考えています。GODIVAはチョコレートが有名ですが、他にもクッキーやアイス、ドリンクなど様々な商品ラインナップがあります。実際に社内でも、チョコレート以外の企画部署から「ARを活用してみたい」という声も上がっています。

ちか：これからもARを活用されるとのことで、次はどんな企画が出てくるのか楽しみですね。

今井さん：バレンタイン商品のパッケージでの企画と並行して、もう一つAR企画が開催されています。2021年バレンタインコレクション「きらめく想い」は、女優、創作あーちすと。のんさんとコラボレーションをおこなっており、店頭に掲載しているのんさんのポスターにARカメラをかざすと、限定コンテンツと、スペシャルフォトフレームが楽しめます。フォトフレームは、ポスターののんさんと同じような写真が撮れるようになっていますよ。