秋田県にかほ市、ARで市の歴史を学べる観光システムをリリース
秋田県にかほ市は、ARで地域の歴史を体験する観光システムを2022年4月29日(日)から開始しています。にかほ市では、自然を保護しながら市の成り立ちを観光資源として活用する取り組みを進めており、その施策のひとつとして本システムがリリースされました。
市内に設置されているQRコードをスマホで読み込むと、画面に約2500年前に発生したとされる鳥海山(ちょうかいざん)の山体崩壊や1804年の象潟(きさかた)地震で土地が隆起して九十九島が陸地化した様子などが表示され、にかほ市の歴史についてわかりやすく学ぶことができます。ARスポットは全部で5ヵ所あり、仁賀保高原南展望台、ねむの丘展望塔、ねむの丘芝生広場、駒留島、花見島周辺で体験可能です。
AR企画に携わった観光課の担当者は「観光客だけでなく、にかほ市民が地元の成り立ちを理解するためにも有効だ。ぜひ利用してほしい」とコメントしています。
ARGO編集部のひとこと
本企画のARは専用アプリのインストールが不要なウェブARが用いられています。スマホやタブレットなどでQRコードを読み込むだけでARを閲覧できるため、より多くの人にAR体験を提供可能です。実際の風景にバーチャルの視覚情報を重ねられるAR機能は、観光地のガイドとして非常に相性がよく、多くの自治体で導入されています。