8th WallがウェブARやウェブVRのプロジェクトを利用できるプランを発表!2つのサブスクリプションプランを提供
8th WallがウェブARやウェブVRのプロジェクトを無制限に利用できるサブスクリプションプランを発表しました。8th Wallは今回の発表で、ウェブARやウェブVRのプロジェクト立ち上げに必要な全てのものを提供すると話しており、ユーザーは月額9,99ドル(約1100円)から利用することができます。月額49ドル(約6300円)で加入できる上位プランも用意されており、同社は本プランを提供することによって開発者を支援するとしています。
出典:8th Wall ブログ
ウェブARなどのプロジェクトを利用できる8th Wallのサブスクリプションプラン
ブラウザのみで利用できる高品質なAR体験のプラットフォームを開発・提供する8th Walが発表した本プランは、登録することでウェブARやウェブVRのプロジェクト立ち上げに必要な全てのものを提供してもらうことができます。本プランは、開発者に非常に需要がある完全なセットを提供することを目的としており、ユーザーはクラウドエディタやグローバルホスティングサービスなど、様々な機能を利用することが可能です。
また、月額49ドル(約6300円)の上位プランに申し込むと、基本プランの機能に加え、ページ埋め込み型のAR、PWA(Progressive Web Apps)やプロジェクトURLに直接アクセスする機能を利用できるようになります。
新しい収益方法「8th Wall Payments」も発表
米国で開催された開発者イベント「Lightship Summit」にて発表された本プランですが、同時に新しい収益化方法「8th Wall Payments」についても公表されました。この方法は同社のクラウドエディタに導入されている「Payments Module」を通して動作する仕組みになっており、ユーザーはプロジェクト内に決済ポータルから課金アイテムを実装することができます。
また、「Payments Module」では新たに有料のアクセスパスの追加などのシステムにも対応し、開発者はARコンサートなどのイベントの参加券を販売することができます。
注目度が一気に高まったメタバースの進化において、重要な役割を担うAR。ARの開発者を支援するための包括的なツールセットを提供したことで、ARの発展が全世界的に加速していくことが期待されます。
ARGO編集部のひとこと
コロナ禍や働き方改革などの影響でオンライン化が加速度的に進む現在、AR技術も急速に発展しています。少し前まではARを体験する側のコンテンツやツールなどが多くリリースされていましたが、最近では開発者のツールやセミナー、学校などの開設が増加しており、そのことからもいかに今後ニーズが高まっていくかがわかります。日常において当たり前にARコンテンツを利用する時代も、そう遠くないかもしれません。