SnapのARで布に包まれた凱旋門を再現!サザビーズ及びクリスト・エステートと提携
米SnapはARを活用して再現した「布に包まれた凱旋門・グローバルポータルレンズ(L’Arc de Triomphe, Wrapped, global portal Lens)」を発表しました。ARを活用することで「パリの凱旋門を布で包む」という不可能な構想を再現することが可能になった本取り組みは、カメラを通じて芸術に自由と平等を与える活動の一環として、Snapがサザビーズ及びクリスト・エステートと提携して実現しました。
ARで60年前に構想されたアイディアを実現
芸術家夫妻であるクリストとジャンヌ=クロードが60年前に構想した「パリの凱旋門を布で包む」というアイディアをSnapの高度なAR技術によって再現し、これまでにない形で体験することができる本レンズ。夫妻のファンや世界中のアート愛好家は、彼らのインスタレーションを新しい感覚で楽しむことができます。
また、凱旋門を訪れて本レンズを使いクリストとジャンヌ=クロードが作り出そうとしたこのアートインスタレーションを体感しながら、彼らの60年に渡る歴史について知ることも可能です。
Snap Inc.がパリに開設予定のAR Studioをきっかけに提携
「布に包まれた凱旋門・グローバルポータルレンズ(L’Arc de Triomphe, Wrapped, global portal Lens)」はデジタル世界で見えるものと現実空間で見えるものを掛け合わせることで、自分の周囲の世界を体験してもらうということを目的に、Snap Cameraの世界を一変させる使命の一環として開発されました。
本レンズにおける世界最古の国際競売会社サザビーズとクリスト・エステートとのパートナーシップは、Snap Inc.がAR Studioをパリに開設予定であることを発表して実現しました。今後同社はフランスにおけるARの可能性の認知を高め、地域の文化・教育・芸術への影響力を高めていくとのことで、ARを活用したさらなる展開にも期待が高まっています。
ARGO編集部のひとこと
ARは現実空間にバーチャル情報を重ねて表示させることができるため、臨場感・リアルさのある演出が可能になります。スマートフォンやタブレットを通して気軽に利用できるため利便性も高く、対象を等身大で出現させることもできるため、本施策のようなアートだけでなく、建築物や大型家具を扱う土木・建築や家具・家電分野での導入事例も多数あります。対象の色味や質感を忠実に再現できることもARの大きな魅力の一つです。
INFO
ARアプリ「Snapchat」
【ストアURL】 App Store(iOS) / Google Play(Android)