ARプロモーションツール「COCOAR」「LESSAR」にフォトグラメトリ機能「MOSYA」登場！簡単に３Dモデルが作成できる

ARプロモーションツール「COCOAR（ココアル）」「LESSAR（レッサー）」において、2022年4月11日(月)よりフォトグラメトリ機能「MOSYA（モシャ）」が正式リリースされました。本ARプロモーションツールに搭載された「MOSYA」は、写真から簡単に３Dモデルを作成してAR化できるフォトグラメトリ機能を指し、これまでβ版で提供されていたものの精度を上げるなど進化し、より使いやすく利用できるようになりました。

出典：スターティアホールディングス株式会社　プレスリリース

ARプロモーションツール「COCOAR」「LESSAR」とは

スターティアホールディングス株式会社の連結子会社で、デジタルマーケティング事業を手掛けるクラウドサーカス株式会社が提供するARプロモーションツール「COCOAR（ココアル）」と「LESSAR（レッサー）」。ARコンテンツが制作できるツール「COCOAR」は、アプリを通して任意の商品パッケージ等を読み込むと、設定されたオリジナルコンテンツ（3D・音楽・動画・URLなど）を表示することができるというもので、広告・集客ツールとして2700社以上の企業に導入、アプリは350万以上ダウンロードされています。

無料で簡単にARを作成できるクラウドサービス「LESSAR」は、作成したARを商品の宣伝やイベント企画に活用することができ、施策後はARの体験ログの分析で改善点を見つけ出し継続的にプロモーションのクオリティを高められるのが特徴で、中小企業を中心に3400社以上の企業へ導入されています。

３Dモデルを作成してAR化できるフォトグラメトリ機能「MOSYA」

フォトグラメトリ機能「MOSYA（モシャ）」は、様々な角度から被写体を撮影した写真を分析して３Dモデルを作成してAR化する機能です。これまで提供されていたβ版と比べ、ユーザーの声を反映したUIへ改良し、３Dモデルの精度を上げてより使いやすい機能へ進化することで、今回正式にリリースされることになりました。本機能は「COCOAR」「LESSAR」のフリープランから利用することができます。

《利用方法・活用イメージ》

①写真をアップロード：３Dモデルにする写真ファイルを「COCOAR」または「LESSAR」の管理画面にアップロードします。
②３Dモデルの調整：アップロードした写真が数十分後に自動で３Dモデル化されます。角度や大きさを調整し、余計な部分を削除します。
③３Dモデルの生成：調整・削除が終わったら、「完了」をクリックしてシステムが３Dモデルへの変換を開始し、約20分〜数時間後に３Dモデルが完成します。
④ARコンテンツとして公開：生成した３Dモデルは、ARコンテンツ作成時に選択欄から表示オブジェクトとして設定することが可能です。

同社は今後、「COCOAR」「LESSAR」の処理性能や操作性の向上を行うほか、中長期的には3Dモデルの作成手段を拡張していき、ARコンテンツの機能拡充と品質向上を通して、ARによる体験性の高いプロモーションの実現を目指すとしています。

ARGO編集部のひとこと

これまでイベントやゲームなど、エンターテインメントのイメージが強かったAR技術ですが、現在では観光や教育、地域の活性化、医療、土木・建築など様々な業界での導入が進んでいます。難しい専門知識が必要だったこれまでのツールと違い、写真を撮るだけでAR化ができるツールが登場したことで、さらに広くAR技術が浸透していくでしょう。