「ふくい桜マラソン2024」に向けたARグラスの実証実験実施!心拍数などの情報をリアルタイムで表示
「ふくい桜マラソン2024」での利用を目的とした、マラソンランナー向けの「ARグラス」の試作モデルが共同開発され、2023年3月26日に開催される「一年前プレ大会」にて実証実験が行われます。マラソン時の心拍数や走行ペースなどのデータをARで表示できる本グラスは、データを確認しつつも一定のフォームで走り続けることができるのが特徴で、実証実験ではPRブースが設けられるほか、デモ機も展示される予定です。
【マラソンランナー向けの「ARグラス」】
デジタルデータを表示する次世代眼鏡「マラソンランナー向けARグラス」は、日本の眼鏡フレームの生産90%以上のシェアを誇る福井県鯖江市にて、福井県工業技術センターと株式会社ボストンクラブが共同で開発しました。2023年3月26日に開催される「一年前プレ大会」では、本ARグラスを使用して実際に5kmを走る実証実験が行われます。
本ARグラスは単独動作が可能なコードレスで、バッテリー内蔵型としては軽量級であることが特徴です。またARディスプレー部分の他は脈波とGPS(衛星利用測位システム)の各センサーが搭載されており、着脱機構を備えたメガネフレームのこめかみ部分に装着して使用します。装着すると視野の右部分にデータが表示され、視線を少し動かすだけで確認できるので一定のフォームで走り続けることが可能です。
フィニッシュ地点である坂井会場では、PRブースにて実機の展示もおこなわれる予定。これまでにないARの活用でどのような反響があるのか、注目が集まっています。
ARGO編集部のひとこと
ARはテキスト情報などを視覚化してわかりやすく表示することができるため、直感的にデータを伝えられるというメリットがあり、教育や観光など様々な分野における導入が進んでいます。スポーツ分野では試合当日のイベントや、観戦でのデータのAR表示など多様な形で活用されており、今後さらに発展していくことが期待されています。