ARアプリ「ハナノナ app」を使うと道端に咲いた知らない花の名前がすぐわかる!
2020年4月、ARアプリ「ハナノナ app」が千葉工業大学 人工知能・ソフトウェア技術研究センター(STAIR Lab.)からリリースされました。「ハナノナ app」は、アプリを花にかざすとAI(人工知能)が花の名前を判定してARで教えてくれるサービスで、散歩中、気になるお花を見つけたときにオススメです。オンライン・オフラインどちらでも利用することができ、現在約770種類の花を判定することができます。
<ARアプリ「ハナノナ App」の使い方>
- (1)「ハナノナ app」アプリを起動するとARカメラが立ち上がります。
- (2)「サーチモード」または「撮影モード」を選択し、花にスマートフォンをかざします。
- (3)判定に成功すると、花の周辺に名前と「判定の精度」が数値(%)で表示されます。
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※判定がスムーズにいかない場合、画面の下に表示される「フィルター精度」の精度を下げてみてください。
- (4)判定結果とともに写真撮影したり、撮った写真のシェアや保存も可能です。 また、花の名前に関連したWikipediaへのリンクも表示されるため、ワンタップで詳しい情報を得ることができます。
ARアプリ「ハナノナ app」は2020年5月現在iOSのみに対応していますが、Android/PCで利用できるサイト(判定したい花画像のアップロードが必要)も公開されています。
「ハナノナ app」リリースに至るまで
もともと「ハナノナ」は人工知能・ソフトウェア技術研究センターで研究している深層学習による花の分類技術に基づいたシステムでした。2017年にウェブサービスとして公開され、同年グッドデザイン賞を受賞。その後、進化版としてオフラインでもリアルタイムに花の名前が判定できるiPhoneアプリ「ハナノナ app」のリリースに至りました。
アプリ開発者である蒲地輝尚さん(@tkmc)は、不要不急の外出は避け、健康維持のための散歩時間に楽しんでほしいと話しています。
ARGO編集部のひとこと
編集部でも実際に試してみましたが、一定の明るさなど条件を満たせば花の名前はほぼ一瞬で表示されました。 スマホさえあれば図鑑を持ち運ぶ必要もなく、いつでも気軽に花の名前や知識を得られるため楽しみながら「知る体験」ができるサービスですね。家で花を育てている方のおうち時間を楽しませることはもちろん、お母さんと子ども、夫婦でのお散歩など、外出先での楽しい時間を増やせますね。今後は、育て方などの情報もARとして表示される機能が追加されれば、より便利に利用できそうです。個人的には子どもが大好きな虫の名前がわかる「ムシノナ」的ARアプリが出てくれることに期待です。