AR技術、最先端CGを組み合わせた仮想空間でのコンサート「KCON:TACT 2020 SUMMER」開催

AR技術が活用されたK-POPイベント「KCON:TACT 2020 SUMMER」が2020年6月20日から26日までの7日間にわたって開催されます。「ポストコロナ時代」を意識したAR/VRなど最新技術が用いられるオンライン企画となっており、世界中のファンが参加可能です。

バーチャルイベント「KCON:TACT 2020 SUMMER」は、7日間=168時間の開催期間中、K-Culture（韓国文化）に関するコンテンツをYouTubeの「Mnet K-POP」チャンネルにて連続公開するというもの。

K-POPミュージシャン約30組が毎日入れ替わりで登場するコンサートは、仮想空間におけるライブステージとして展開され、演出としてAR技術と最新技術のグラフィックアートを起用予定。プログラムの一部「Meet & Greet」では観客側のリアルタイムな書き込みがAR技術を使って表示されたり、演者が観覧客にメッセージを送ることができる「ARドローイングレター」も体験可能で、ファンと演者に双方向性のあるイベントとして楽しめます。また、コンベンション（交流）イベントとして、韓国のライフスタイルをテーマにインフルエンサーも登壇予定です。

↑2019年の様子　出典：KCON:TACT 2020 SUMMER

各デジタルコンテンツは有料・無料と分かれており、売上の一部は新型コロナウイルス感染症拡大の影響下にある世界中の学生たちへの学習支援として寄付されるとのことです。

「KCON」は韓国を拠点とするCJ ENM社が開催するフェスティバルで、2012年の初開催以降、毎年開催されているK-Culture（韓国文化）イベント。日本でも2015年に初開催、以後動員数を伸ばし続けています。

ARGO編集部のひとこと

AR技術は、無観客ライブや仮想空間でおこなわれる展示会などのように、アーティストとファン、または遠くにいるファン同士を結ぶ「双方向コミュニケーション」をもたらすことにも役立ちます。
今後、5G化が進むことで世界中のファンが同時参加できるアーティストのリアルライブや配信や、キャラクターイベントでのファンによる投げ銭などさらに面白い企画が生まれてくるのではないでしょうか。