ARトリックアートを新たに導入!トリックアート美術館「那須とりっくあーとぴあ」がリニューアルオープン
トリックアート美術館「那須とりっくあーとぴあ」の「ミケランジェロ館」に新たにARトリックアートが導入されています。
出典:那須とりっくあーとぴあ
ARトリックアートは2階の展示室にあり、専用アプリ『TRICKAR(トリックアール)』をインストールしたスマホをトリックアート作品にかざすと、画面上で作品が動き出します。ARでフリスビーを追いかける犬たちが走り出したり(『フライングディスク争奪戦』)、アマガエルが絵画から飛び出したりするなど(『アマガエル』)不思議な体験を楽しめます。またAR映像は撮影できるため、いままで以上にリアルで面白い写真や動画を撮ることができます。
ミケランジェロ館とは、イタリアルネサンスの3大巨匠であるミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ラファエロの名作とトリックアートが融合している施設です。リニューアルオープンにあたり、展示作品の大幅な入れ替えを行い、アートの原点に立ち返りつつ、現代に即したトリックアート美術館として生まれ変わったとのこと。
出典:那須とりっくあーとぴあ
1階展示室の「名画トリックの間」では、西洋絵画の名作をトリックアートの世界観で表現。オーストリアの画家グスタフ・クリムトが描いた『接吻』に猫が加わった『接吻と猫』や、世界5ヶ国の首脳が描かれた隠し絵『ナポレオンの戴冠式』が展示されています。
また同社は近日中に公式You Tubeチャンネルを開設予定。自宅にいながらトリックアートを親しめる動画を配信するとしています。
ARGO編集部のひとこと
本事例をはじめ、アートにARを取り入れるイベントや展覧会が増えています。ARを設定することで、絵画にまつわる歴史的背景を動画で学べたり、絵画が動き出すという演出を加えられるため、来場者に臨場感あふれる鑑賞体験を提供することができます。最近ではコロナ禍の影響で自宅でアートを鑑賞できるアプリが続々とリリースされており、美術館アプリメーカーCuseumが開発したARアプリやグーグルが開発した「Google Arts & Culture」などが話題を集めています。
INFO
ARアプリ「TRICKAR」
【ストアURL】App Store(iOS) / Google Play(Android)