「AR Copy Paste」アプリがSNSで話題！スマホで撮影したものをそのままPCにコピペできる!?

AR技術を活用し、スマホで写したものを数秒でPhotoshopへ貼り付けできるツール「AR Cut ＆ Paste」のプロトタイプが公開されました。「AR Cut ＆ Paste」はオブジェクトをAR化してコピペできる斬新なARアプリであるとしてSNS上で話題を集めています。

4/10 - Cut & paste your surroundings to Photoshop

Code: https://t.co/cVddH3u3ik

Book: @HOLOmagazine
Garment: SS17 by @thekarentopacio
Type: Sainte Colombe by @MinetYoann @ProductionType
Technical Insights: ↓#ML #AR #AI #AIUX #Adobe #Photoshop pic.twitter.com/LkTBe0t0rF
— Cyril Diagne (@cyrildiagne) May 3, 2020

「AR Cut ＆ Paste」は、Google Arts ＆ Cultureに所属するシリル・ディアーニュさんが公開したオープンソースソフトウェアです。InstagramやTwitterに投稿された動画では、デスクにある観葉植物やノートをスマホのカメラで撮影し、PCで開いたPhotoshopへ貼り付けている様子が収められています。タップによる操作のみで直感的にコピー＆ペーストできるのが特徴です。

ディアーニュさんによると、操作にかかる時間はオブジェクトのコピーに2.5秒、貼り付けに4秒程度かかるとのこと。改良すれば高速化もできるそうです。

なお、Photoshop以外に対応しているソフトウェアは、

・Adobe Creative Suite
・Google Docs
・Keynote
・Microsoft Paint
・Powerpoint

などがあり、iOSとAndroidの両方のデバイスで利用できます。

「商品化しますか？」というTwitterユーザーのリプライに対し、ディアーニュさんは「いまのところはない」と答えたものの、今後も「オープンソースのプロトタイプとして開発を続けていく」とコメントしています。

「AR Cut & Paste」のコードや使い方はGitHubで公開中。誰でも改良を施したりダウンロードして使用可能です。

ARGO編集部のひとこと

スマホで撮影したものをPCにすぐペーストできるなんて驚きですね。誰でも簡単にARを作成できるので、より身近にAR技術を感じられそうです。似たような事例として、日本でも目の前のものをスキャンするだけでAR化できるサービスや、人物をリアルタイムでコピペできるアプリなどが挙げられ、「ARコピペ」でリアルのモノをバーチャル化する動きが広がっています。