ARヘッドセットはもう不要!?度入りも可能なARコンタクトレンズ「Mojo Lens」が登場
2020年1月16日(木)、米スタートアップ・Mojo Visionが、ARコンタクトレンズ「Mojo Lens」を発表しました。
出典:Mojo Vision
「Mojo Vision」とはAR技術を用いて、装着者の視界に情報を表示できるコンタクトレンズです。レンズには同社が開発した超小型ディスプレイ「Mojo Vision 14K PPI」を内臓。1万4000ppi以上のピクセルピッチと200Mppi以上のピクセル密度を実現しています。
視点を合わせることで視界に表示されたアイコンをクリックでき、音楽プレーヤーなどを再生可能。視点をそらすと、スイッチが切れる仕組みになっています。処方箋にあわせて度が入ったレンズも作れるとのこと。
また同社は視覚障害者のリハビリサービスを行う非営利団体「Vista Center for the Blind and Visually Impaired」と連携し、「Mojo Lens」を使った視覚研究を開始したと明かしました。「Mojo Lens」は視力を増強できるため、弱視など視覚障害者の移動や読書などを支援できる可能性もあるということです。
まだ商品化の目処は立っていませんが、提供対象は消費者から企業まで幅広く想定しているとのこと。視界を妨げずにリアルタイムで情報をアクセスできるので、企業の生産性の向上が見込めると説明しています。
ARGO編集部のひとこと
ARヘッドセットもまだ浸透が進んでいないなか、ARコンタクトレンズが登場したのは驚きです。視覚障害者の方のサポート支援も行えるということから、実用化されれば医療分野でも大きな発展を遂げそうですね。スポーツ中や職業柄などメガネの着用がはばかられる際にも活躍しそうです。SF映画に出てくるような未来がもうすぐ訪れそうな予感を感じました。