レノボがARスマートグラス「ThinkReality A3」を発売!時間や場所にとらわれない新しい働き方を提案
レノボ・ジャパンは、AR技術を活用したスマートグラス「ThinkReality A3」の販売を開始しました。本製品の発売にあわせて、PCに接続してバーチャルモニターをAR表示できる「ThinkReality A3 PC Edition」および、製造現場での作業支援やリモートアシストなど業務サポートを目的としたモデル「ThinkReality A3 Industrial Edition」の2モデルがリリースされています。
ARスマートグラス「ThinkReality A3」とは
「ThinkReality A3」は、リモートワークなど場所を問わない新しい働き方を支援するARスマートグラスです。
約130gの軽量ボディをはじめ、片眼には1080p(1920×1080ピクセル)の解像度、リフレッシュレートは60Hzを確保し、SoCはQualcomm Snapdragon XR1を搭載しています。マイクとスピーカー機能も備えているため通話も可能。また折りたたみ式なので、使用しないときはコンパクトに収納できるのも特徴のひとつです。
バーチャルモニターをAR表示できる「PC Edition」
「PC Edition」では、NVIDIAグラフィックチップなど搭載した高性能ノートPCに接続することで、最大5つの画面をAR表示することができます。限られたスペースで作業できるほか、第三者から画面を見られる心配がなく、会社の機密情報などを扱う際にも役立ちます。
製造現場などの業務効率化を図る「Industrial Edition」
「Industrial Edition」は、さまざまな業務での現場利用を想定したソリューションパッケージです。専用のAndroid端末「motorola edge 30 pro」と接続して使用し、作業者の視線を共有しての遠隔支援や、ARデジタルマニュアルを使った作業サポートやトレーニング、設計データの立体表示機能などが行なえます。本モデルを活用することで、時間や場所にとらわれない働き方や作業ミスの削減が見込めるとのことです。
価格は「PC Edition」が税込19万2500円、「Industrial Edition」は1年間のハードウェア保守込みで54万4500円です。
ARGO編集部のひとこと
AR技術を活用することで、空間を利用して作業の効率化が図れたり、その場に人が集まらなくても業務サポートを遂行できたりと、業務改善や人手不足などさまざまな課題を解決できます。特に製造業や建設業では多くの企業が導入しており、ARを駆使した作業効率化が進められています。