ARコンテンツ再生アプリがXRアプリ「SATCH X」としてリニューアル！5GやVPS技術を活用

ARコンテンツ再生アプリ「SATCH VIEWER」に最新XR技術が付与され、XRアプリ「5G XR VIEWER SATCH X powered by STYLY（以下「SATCH X」）」としてリニューアルされました。KDDI株式会社により提供された同ARアプリのリニューアルは、STYLYを提供する株式会社Psychic VR Labの開発・提供により実現し、両社は「SATCH X」を通じた都市空間のXRメディア化や新規事業の開発を進めていくとしています。

出典：株式会社Psychic VR Lab　ニュースリリース

【ARアプリからXRアプリへ進化した「SATCH X」】

KDDI総合研究所のARコンテンツ再生アプリ「SATCH VIEWER」は、2011年の提供開始以来多くのユーザに利用されてきました。今後さらなる驚きや楽しみのある最先端のXRコンテンツを届けたいという思いから、KDDIはAR/VR/MRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を展開する株式会社Psychic VR LabのXR技術を採用し、同アプリを「SATCH X」としてリニューアルしました

キャラクターが従来のカードや雑誌の上に表示されるARコンテンツの表示に加え、様々なギミックをもった3Dオブジェクトが配置されたバーチャル空間を楽しめるVRコンテンツ、ドローンなどを使用して撮影した360度映像の視聴などを体験できます。

【5GやVPSなども活用、「STYLY Gallery」も利用できる】

本アプリでは5Gエリア限定でAR/VRコンテンツを体験できる「au 5Gエクスペリエンス」のほか、VPS技術を活用した「空間認識XRコンテンツ」を体験できます。「空間認識XRコンテンツ」では街の風景など周囲の空間を認識してコンテンツを表示させることで、現実空間とバーチャルを重ねてコンテンツを楽しむことが可能です。

「STYLY Gallery」をシームレスに利用できるため、世界中のクリエイターやアーティストが作成した、およそ1万点以上の様々なXRコンテンツを体験・閲覧して楽しめます。

AR技術をはじめとしたXR技術は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によるオンライン化の加速に伴い、様々な業界において活用事例が急増しています。オフラインとオンラインの垣根がなくなりつつある現在、リアル空間ではAR、オンライン空間ではVRというように使い分けて楽しむことが一般的となっていくかもしれません。

ARGO編集部のひとこと

AR技術とともにVRなどの様々な最先端技術を駆使することで、よりリッチなXR体験を提供できます。5Gの普及が加速する現在、KDDIは「東北ARイベント」やAR技術を活用したアルビレックス新潟のサッカー観戦実証実験など、様々な施策に取り組んでいます。本アプリのリリースを機に、これからも新規事業の開発を進めていくとする両社の今後の展開に注目が集まっています。