AR技術で新たなスポーツ観戦を提供!KDDIとアルビレックス新潟のサッカー観戦実証実験
AR技術を活用したサッカー観戦の実証実験が、KDDI株式会社とサッカーチーム アルビレックス新潟の連携で行われました。観戦中、客席に設置された5Gスマホをピッチへかざすことで試合状況に関する情報や特殊演出がAR技術活用によりリアルタイムで表示されました。
<実証実験の内容>
今回の実験では客席に設置されたスマートフォンを試合中ピッチにかざすと、選手やチームの情報として
・選手名
・スタッツ(チームや個人の成績)
がARで表示されます。
また試合情報としては
・経過時間
・点数
・フリーキックの位置
などもARで表示され、経過状況を把握することができます。AR情報は集約され、リアルタイムに表示。
さらに画面上ではキックターゲットに挑戦できるゲームも出現するなど、リアルタイムや試合の合間にも楽しめる新しい観戦体験を提供しました。
本取り組みでは、アルビレックス新潟のホームスタジアムであるデンカビックワンスタジアムのメインスタンドに「au 5G体感シート」が設置され、サポーターには専用アプリがインストールされた5G対応スマートフォンが貸し出されました。
アルビレックス新潟はKDDIと11月にパートナーシップを構築。今後もAR技術などの先端テクノロジーとau 5Gを活用した観戦体験を共同で創出していき、国内スポーツの発展に貢献するとしています。また、来シーズンも観戦価値が向上する取り組みを目指していくとのことです。
ARGO編集部のひとこと
AR演出を用いることでさらなる観戦体験をもたらしています。スポーツ観戦では場合によって、客席からでも試合の状況等が肉眼ではわかりにくいことがあります。ARによって選手情報や残り時間など試合状況がわかりやすくなることで、さらに観戦がよりよいものとなります。いずれは、試合中だけでなく試合観戦前などの待ち時間にも楽しめるコンテンツ配信を行うとのことです。コロナ禍で観戦時にも観客席が限られるなどの措置が取られていますが、観戦できる場合にはAR技術を使うことでライブ配信とは異なる楽しみ方ができそうです。
「赤城山ARヒルクライム」でもARを活用したバーチャル大会を実施し、コロナ禍でも楽しめるスポーツ観戦体験が提供されています。