ARと舞台演出と生演奏が融合された現代芸能「獅子と仁人」!オンデマンド配信を開始
AR技術と獅子の舞とダンス、声とピアノの生演奏を融合した現代芸能「獅子と仁人」のオンデマンド配信が開始されます。配信環境ならではの新たな舞台芸術表現・鑑賞体験に挑んだ本作品は、リアルタイム合成によるAR表現と3Dプリンティングによって刷新された獅子などが組み合わさり、観客はまるで自分が舞台上にいるかのような臨場感を感じながら、圧倒的な作品の世界観を体験できます。
【AR×獅子舞の新たな伝統芸能】
世界に広く伝わる「獅子舞」を題材にした本作品「獅子と仁人」は、全編にARを活用した演出と、ワンカメラによる一人称視点での映像を特徴としており、これまでにない新たな舞台芸術の表現と鑑賞体験を追求しています。本作品においてAR演出は獅子の舞とダンス、ピアノと声の演奏に呼応するように施されており、観客は作品の世界観を存分に体験することができます。
また各シーンは1台のカメラによる一人称カメラワークで撮影され、観客は自分が舞台上にいるかのような、臨場感のある鑑賞体験を楽しめます。
【デジタル時代の芸能のあり方を提示】
本作品は東京のアートグループGRINDER-MAN、沖縄を拠点に活動する創作エイサーLUCKと龍神伝説、ビジュアルデザインスタジオWOWなど様々なアーティストのコラボレーションによって実現しました。伝統を新たに継承する若手の舞手たちとデジタルファブリケーションとの協働が見どころの本作品では、3Dプリントによる頭部を纏った金と銀の美しい二頭の獅子に、沖縄の舞手たちが生命を吹き込んでいきます。
異なる時代の表現を融合することによって新時代の獅子舞を生み出した本作品は、実験性とテクノロジーを積極に取り入れたデジタル時代の芸能のあり方を提示しています。
The Ancient Lion and Modern Man - 2nd Trailer from Ikkac on Vimeo.
2020年11月に3日間にわたってストリーミング配信で発表された本作品。今回新たにオンデマンド配信版としてAR技術を活用して映像化され、動画サイトVimeo On Demandにて鑑賞することができます。
ARGO編集部のひとこと
コロナ禍によりリアルイベントが制限され、芸術文化の発表・鑑賞体験の場が減少している昨今、時と場所を選ばずにリアルさや臨場感のある演出を施せるAR技術は注目が集まっています。最近ではいきものがかりのARライブやARフィルターを活用したKALMAの新曲プロモーションなどが話題になりました。