AR×個室で高速バスを快適に過ごす全但バスの「グリーンルーム」実証実験!スマートグラスで多様なコンテンツを楽しめる
AR×個室で高速バスを快適に過ごす全但バスの「グリーンルーム」の実証実験が2021年12月28日(火)〜2022年2月28日(月)まで実施されました。ARを活用して、高速バスの個室内で臨場感のある動画を楽しめる本サービスは、ARグラス「NrealLight」を通して観光地紹介動画やYouTubeなどを楽しめるというもので、高速バスでもプライベートな空間を満喫できる全但バスの「グリーンルーム」にて提供されました。
ARを活用して高速バスの旅を快適に
上質で高い快適性を備えた全但高速バス「LuxRea(ラグリア)」に設置された完全個室の「グリーンルーム」は、全但バスとKDDI株式会社、兵庫県豊岡市にある芸術文化観光専門職大学の3者によって実施された、観光サービスの実証実験です。
KDDI株式会社の協力のもと、最新ARグラス「NrealLight」を活用することで、ユーザーは「全但バスオリジナル観光地紹介動画」やYouTube、Netflixなどの動画配信サービスを100インチ相当の仮想スクリーンで高い没入感を得ながら視聴することができます。
「バスビュー」など日本初のサービスも
ARを活用したコンテンツの他にも、車外カメラで撮影した映像を見れる、高速バス車外カメラ鑑賞システム「バスビュー」も導入されました。高速バスでの新しい車内サービスである本サービスは、2021年春、豊岡市内に開学した芸術文化観光専門職大学との交流をきっかけに、全但バス株式会社の若手社員と学生のアイデアから生まれたもの。
車両後部や屋根上に設置した計4台のカメラで映し出したライブ映像を、個室内の専用モニターで視聴することができ、前面展望、車高ぎりぎりのトンネルや橋桁の通過、高い位置からの見晴らしの良い車窓風景、夜空など普段見れない景色を楽しめます。
通常シートの4席分に相当する広さの1人用個室に、幅が広く、深いリクライニングが可能な快適性の高い豪華シートが備えられ、ARを活用した臨場感のあるサービスも受けられる「グリーンルーム」。実証実験が終了した現在、今後の展開に注目が集まっています。
ARGO編集部のひとこと
ARを活用することで、臨場感やリアルさのある演出を施せるため、よりわくわく感のある体験を提供することが可能になります。データを視覚化して、ユーザーにわかりやすく情報を伝えられるというメリットもあるので、観光や歴史、教育など様々な分野において導入が進んでいます。