AR+AIで会話しながらバーチャルメイク体験 クレ・ド・ポー ボーテでオンラインカウンセリングがスタート
AR、AI、ビデオ通話を活用したオンラインでのメイクカウンセリングサービスを資生堂のコスメブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」がスタートしました。本サービスは、美容部員とスマートフォンでビデオ通話しながら、おすすめされたコスメや気になるアイテムをAR技術によってバーチャルメイクできるというものです。
「オンラインPBSカウンセリング」と名付けられた本サービスは、肌の状態やお悩み、なりたいイメージなどをスマートフォンやタブレットのビデオ通話を通して、美容部員がじっくりとカウンセリングをしてくれます。まるでコスメカウンターにいるように、会話を楽しみながらカウンセリングをしたうえで、美容部員からおすすめされたファンデーションやチーク、リップやアイシャドーなどをAR技術によって自分の顔に一瞬で施すことが可能。気になるアイテムを何色でも何度でも、とことん試すことができます。
クレ・ド・ポー ボーテの「オンラインPBSカウンセリング」に導入されているのは、国内では初導入となったパーフェクト株式会社開発のブラウザ向けARモジュール「Web BA 1 on1」。バーチャルメイクができるサービスは多々ありますが、ビデオ通話しながらバーチャルメイクができる点が最大の特長といえるかもしれません。ビデオ通話により、店頭にいるような丁寧な接客や疑問点の解消、温かみのある「おもてなし」をユーザーに感じてもらうことができます。
オンラインPBSカウンセリングは伊勢丹新宿店限定の試みで、「スキンケア」「ベースメイクアップ」「カラーメイクアップ(バーチャルメイクアップ付き)」の3つのカウンセリングメニューが用意されています。いずれのメニューも事前の予約が必要となり、カラーメイクアップオンラインカウンセリングは、2020年10月7日(水)から12月6日(日)までを予定しています。
ARGO編集部のひとこと
新型コロナウイルス感染症の影響により、「非接触」を重視したサービスが増えています。さまざまな商品がオンラインでお試しできるようになりましたが、スキンケアやメイクアップ商品は、どうしたら悩みが解消されるのかや本当に自分に似合うのかを「プロに相談したい」というユーザーも多いようです。ARの最新技術に加え、非接触を保ちながらも対面による密なコミュニケーションをはかれるビデオ通話を取り入れたことにより、顧客の心を掴むだけでなく、売上のアップも期待できます。