「ARゾーン」が利用できる「Galaxy S10」シリーズが2020年6月にアップデート
スマートフォン「Galaxy S10」シリーズにおける「ARゾーン」をはじめとした機能追加アップデートが、2020年6月1日に製造元のサムスン電子から発表されました。「ARゾーン」は、自分の顔をカメラに認識させて、自分にそっくりなアバターが作れる機能です。
アバターは「AR絵文字スタジオ」機能で編集可能で、作成したアバターは「AR手描き」機能を使った個性的な写真/動画撮影ができるほか、各種SNSやメッセージアプリ等で使える表情豊かな「AR絵文字スタンプ」としても利用可能です。
「ARゾーン」で作成したアバターで自撮りをすると、アバターが自分の目や口の動きに追従するため、「現実世界の中で、自分が架空のキャラクターとなって話している」かのような動画を作るといったことも可能になります。
AR絵文字スタンプは各種SNSで利用でき、髪型や服装のカスタマイズもできる「世界で1つだけ」のもの。個性的かつ彩り豊かな感情でインターネット上のコミュニケーションを盛り上げ、スムーズな意思疎通のために利用できます。
2018年発売の「Galaxy S9」シリーズ以降では「AR絵文字」が標準搭載でしたが、同機能は手描き機能や編集機能が追加され「ARゾーン」として進化し、「Galaxy S20」など後続シリーズでの標準搭載となりました。
アップデート対象機種は「Galaxy S10(SC-03L)」「Galaxy S10+(SC-04L、SC-05L)」「Galaxy Note10+(SC-01M)」。今回の更新によってこれまで「Galaxy S10」シリーズでは利用できなかった「Galaxy S20」シリーズ搭載機能の一部が利用可能となります。
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<「Galaxy S10」シリーズの主な更新内容>
- ・1回の撮影で様々な写真や動画を自動的に撮影可能な「シングルテイクモード」追加
- ・好きな画像をカスタムフィルターにできる「マイフィルター」追加
- ・撮影時にシャッタースピード、ISOの調整が可能な「プロ動画モード」追加
- ・2人以上での顔認識時、広角へ自動で切り換える「自動で広角モードへ切り換え」追加
- ・「ハイパーラプス撮影」内における、夜に走行中の車などの撮影に適した「ナイトモード」追加
- ・動画撮影中、フロントカメラとリアカメラの切り替えが可能に
- ・カメラの撮影ボタン長押しで「動画撮影モード」、スワイプ操作で「連続撮影モード」として起動可能に
ほかキーボードのUI(ユーザーインターフェイス)変更、プリインストールアプリの追加など、アップデート内容は多岐に渡っています。
ARGO編集部のひとこと
「ARゾーン」で作成した「AR絵文字」は、制作したキャラクターを自分のアバターとして利用できるため、子ども向けにコミカルな映像作品を制作したい場合や、自分の顔写真を映したくない、使いたくない場合の代用などあらゆるケースで活用できます。さらに「AR手描き」機能などと組み合わせることで空間に絵や文を合成させ、自由度の高い撮影が可能となるため、質が高くオリジナリティある作品を制作することができそうです。