「AR試着」で韓国文化を丸ごと体験!平昌冬季五輪での韓国広報館によるインバウンド施策
最新のARが韓国のオリンピック関連の文化施設で導入されています。
2018年の平昌冬季オリンピック・パラリンピック開催期間、江陵市のオリンピックパーク内では韓国の情報を発信するための拠点「チームコリアハウス」がオープンしました。
出典:韓国観光公社
オリンピックパークは、平昌冬季が開催される時期に韓国を訪れる世界中の観光客に向けて開放。「韓国観光広報ゾーン」「プログラム体験ゾーン」「公演ゾーン」というエリアに分かれており、3階建てのチームコリアハウスのうち、1階に「韓国広報館」が開設され、韓国情報発信のための様々な企画が用意されました。2階以上は選手関係者向けスペースとなっています。
韓国観光広報ゾーンでは、最新技術を使った展示コーナーが設置され、「韓服」をディスプレイを用いてAR試着できるコーナーや、ARで登場するプロのダンサーにK-POPのダンスレッスンが受けられるコーナー、韓国全土の主要な観光地が360度パノラマ鑑賞できるコーナーなどが用意されました。また、観光情報の映像やデジタルライブラリーといった知識・教養が深められるコーナーもありました。
その他、体験ゾーンではエコバッグに韓国伝統民話の絵柄を彩色する「伝統民話体験」やポクチュモニ・福巾着作りといった、国の伝統に直接触れる機会が、公演ゾーンでは週替わりテーマで、K-POPやフュージョンなど韓国の現代文化をステージイベントとして味わえる企画が開催されていたとのことです。
ARGO編集部のひとこと
五輪という超大型イベントにおける、韓国のインバウンド対策でした。 試着体験・ダンスレッスンなどにはARを採用。ARはお手本となる人物やキャラクター、言語など自由に表示させられるため、人件費や設備費の削減だけでなく、海外の観光客でも直感的に楽しんでもらえるというメリットがあります。 こういったARを活用したインバウンド施策は、2020年の東京五輪でも各社が多く取り入れそうですね。
INFO
イベント情報
※本イベントは過去のもので、現在は終了しています。
韓国広報館
-江原道 江陵市 校洞 2-4 江陵オリンピックパーク内 チームコリアハウス1階
開館日:2018年2月8日~2月25日、3月9日~3月18日
開館時間:10:00~22:00