ARと連動したパンフレットを小学校に無料配布「きのくに音楽祭」第2回が2020年10月に開催
「きのくに音楽祭」のパンフレットにAR機能が搭載。「動く、聴く絵本」と名付けられた本パンフレットの該当ページにCOCOARのカメラをかざすと、音楽祭の総監督を務めるバイオリニストで東京藝術大学学長の澤和樹氏をはじめ、プロの音楽家の演奏やAR動画がスタートします。
きのくに音楽祭2020は、演奏もピカイチをお届けしますが、チラシもピカイチ!
— きのくに音楽祭 (@kino_music_fes) August 6, 2020
なんと、ARが埋め込まれてて、アプリを使うとある方の演奏と同時に絵が動くんです!!
ある方の正体は別の機会に紹介します♪
この冊子は和歌山市内小学校を中心に配布予定です♪#きのくに音楽祭 #AR pic.twitter.com/iTCw5ZuJwP
この「動く、聴く絵本」は、和歌山市内の51の小学校に配布を予定。第2回目を迎える本イベントは今回、「子どもたちへの取り組み」に力を入れています。
というのも和歌山県は、有名アーティストや劇団などの公演を除くと、ほかの都道府県と比較してイベントホールに足を運ぶ人口が少ないというデータがあるそう。その現状を打破するために、未来を担う子どもたちが一流の音楽と触れ合う機会を増やすことに注力しているそうです。
AR機能を活用したパンフレットは音楽の素晴らしさ、楽しさを存分に伝える誌面構成となっており、パンフレットを通して音楽祭に興味を持ってもらい、さまざまな公演に足を運ぶきっかけとなることを目標としているとのこと。
きのくに音楽祭では、オーディションで選考された県内の小中高校生の「若い芽のコンサート」や思い思いの楽器を演奏してバトンを渡していく「マラソンコンサート」、0歳児から参加できるファミリーコンサートなど、さまざまな無料公演も予定。音楽祭の開催は2020年10月4日、9~11日の4日間を予定しています。
ARGO編集部のひとこと
クラシック音楽は敷居が高く感じる方もいますし、あまり興味を持てない子どもも多いかもしれないという懸念点をAR動画によって気軽に、より身近に感じることでクリアできるかもしれませんね。スマホ世代の子どもたちにはモバイル端末と連動したデジタルPRが効果的といえるかもしれません。
INFO
ARアプリ「COCOAR」
【ストアURL】App Store(iOS) / Google Play(Android)