真岡発電所、ARを環境学習に導入 小学生の親子らが先行体験
2020年8月3日(月)、タブレットを用いたAR体験型システムを導入した真岡(もおか)発電所内の見学施設「みらいん(Meline)」にて、小学生の親子を対象にした「夏休み 環境学習会」が開かれました。
出典:下野新聞「SOON」ニュース『AR体験で環境学習 真岡発電所、小学生の親子ら20人参加』(2020年08月04日)
「夏休み 環境学習会」では、タブレットを使ったARによる電気の学習や施設内の見学などが行われました。壁や床にデザインされたARマーカーを読み込むと、電気のしくみを解説したAR動画が再生され、映像を通じて発電所の知識を深めることができます。子どもたちはタブレットを熱心に見つめ、発電所の仕組みについてしっかり学んでいたとのことです。
「みらいん」とは、2020年3月から本格稼働を行う真岡発電所内にある見学施設です。本イベントは2020年9月1日(火)のオープンに先駆け、市内で環境保全活動に取り組む「もおか環境パートナーシップ会議」の協力を得て実施されました。
同施設は展示内容について「気づき」「驚き・感動」「ふりかえり」をポイントとし、本発電所の発電のしくみや電気について、実物とARを交えて、深く理解できるような工夫を随所に盛り込んだとのこと。今後は新型コロナウイルス感染対策をしっかり行ったうえで、まずは小・中学校の社会科見学を対象に、その後一般公開を実施するとしています。
ARGO編集部のひとこと
ARの特徴のひとつに、「見えないものをARで可視化する」という点があります。施設を見学しただけでは分かりづらい、発電所の内部や構造をARで「見える化」することで、電気の役割や真岡発電所のしくみを楽しく学ぶことができます。見学施設にARを導入する事例が増えており、最近ではクリーンセンターや博物館などさまざまな施設で取り入れられています。