AR技術を活用した館内展示案内サービスが金沢くらしの博物館で提供開始
2020年1月14日から、金沢くらしの博物館にてARを活用した館内展示案内が始まります。
出典:北國新聞
金沢くらしの博物館は、金沢市の民俗文化を伝える展示館として金沢市民寄贈の資料約2万点を所蔵。戦後以降の近代の生活様式を象徴する電化製品や、年中行事や儀礼などに使われた品、職人道具などが展示されています。
資料を展示するだけではなく、当時の使われ方がわかるようにAR企画を導入。指定された箇所で専用のARアプリが入ったタブレット端末をかざすと、柱時計の時報の音色が聞けたり、古い町並みの白黒写真がカラーに変わったりなど、33もの仕掛けが用意されています。
他にも、金沢の伝統技である「加賀毛針」の細かい手仕事の様子が拡大されて表示されたり、訪日観光客向けにかまどの使い方を動画説明するなど来館者から寄せられた質問などをもとにARで体感できるような展示内容になっています。
専用のARアプリは無料公開し、来館者が自身のスマートフォンでも楽しめるようにもなるとのこと。
ARGO編集部のひとこと
ARの活用により、より魅力的に文化を紹介しています。 展示物の使用方法の動画説明や、精巧な技術を見やすく拡大して表示するなど、わかりやすく表現していますね。展示のAR活用事例としては、他に「羽田空港×国立歴史民俗博物館」などがあります。 文化を伝えていくというシーンでもますますARの活躍が期待されています。