MRグラス「Nreal Light」にハンドトラッキング機能が追加!直感的な動作が可能に
2020年3月6日(金)、中国のMRグラス企業Nrealは、同社が開発する「Nreal Light」にClay AIR社の光学式ハンドトラッキング機能の追加を発表しました。
ハンドトラッキングとは、素手でAR/VR空間にあるものを操作できる機能のこと。ヘッドセットの前面にあるカメラでユーザーの手の動きを認識するため、コントローラーやセンサーを用意する必要がないとのことです。
デモンストレーションムービーでは画面に映る風船を手で割ると、FacebookやYouTubeのページが現れたり、ARパトカーを手で掴んでARジオラマに置く模様が公開されました。またハンドトラッキングインターフェイスの利用も示唆されており、グラスの前でジェスチャーをしてボタンに触れたり、仮想アイテムを掴む様子が収められています。
新機能の発表に加え、同社はイギリスやドイツの大手通信会社と連携し、ヨーロッパへのキャリア拡大を図るほか、昨年12月に開催したイベントで披露されたハードウェア遠隔修理アプリ「AR Field Advisor」に、Nreal Lightの新しい5Gゲーム及びエンターテイメントコンテンツが加わることを明らかにしました。
Nreal Lightのコンシューマキットは2020年7月~9月に発売される予定で、価格は499ドル(約54,000円)。開発者版はすでに販売しており、1,199ドル(約13万1000円)で購入できます。
ARGO編集部のひとこと
デモンストレーションムービーを見てみましたが、ARオブジェクトに触れられるハンドトラッキング機能には驚かされました。技術発展が進めば、いずれは画面越しではなく、同機能での操作が主流になりそうですね(^^♪ハンドトラッキング機能の活用は本事例のほか、Oculus Quest(オキュラス クエスト)社の一体型VRヘッドセットに導入されています。日進月歩で進化するAR/VRの今後が楽しみになるニュースでした。