ARシミュレーションサービス用の3Dデータをブラウザ上で簡単に管理・作成できる「palan 3D」
ARでのシミュレーションをECサイト上で実現するための3Dデータの管理・編集が簡単にできる企業向けサービス「palan 3D(パラン3D)」が2021年3月16日(火)から株式会社palanよりリリースされています。本サービスは、ECサイト上でARを活用した商品のシミュレーションサービスの実現に必要な3Dデータを手軽に確認・編集ができる3Dデータ作成/管理支援ツールです。
palan 3Dの特徴
- ①トップページから新規会員登録をおこなう。
- ②ログイン後マイページにてプロジェクトを作成する。
- ③アイテム作成にて3Dモデルをアップロードする。
palan 3Dの特徴
- ① 3Dモデルを簡単に確認できる
- 専用のソフトやアプリケーションが不要で、ブラウザ上で簡単に3Dモデルのイメージを確認できます。QRコードで既存のECサイト内に埋め込める機能も併せて提供。さらに、HTMLタグ「iframe」を使ったコード発行機能を開発中で、既存のサイトに簡単に埋め込み・表示ができるようにします。
- ②ブラウザでの3Dモデル修正機能
- ブラウザ上で直接3Dモデルを修正できる機能が用意されていて、修正はリアルタイムにサーバー反映され、確認可能です。 3Dモデルのサイズやマテリアルの色、ライトの調整機能などが編集できます。
- ③ユーザーにわかりやすい体験画面
- Apple QuickLook(※1) / Scene Viewer(※2)を用い3Dモデルを表示、ボタン一つでARモードの切り替えが可能になっていて、ユーザーが実際に商品を手にしているような体験を提供できます。
- ※1 Apple QuickLook…Appleが提供する3Dモデル表示のためのビューアー
- ※2 Scene Viewer…Androidでの3Dモデル表示のためのビューアー
今後は、アクセス解析機能・特殊な拡張子であるファイルを3Dデータに変換する機能を追加予定であることも発表しています。
開発経緯
新型コロナウィルス感染症の影響により実店舗などに行き商品を直に触れる機会が減り、オンラインショッピングの需要が増えている一方、ユーザーからは商品の実際のサイズや質感を確認しながら買い物を楽しみたいといったニーズも高まっています。その結果、オンラインショピングでARによる家具やかばんなど商品の試しおきができるサービスが増加し、3Dデータの取り扱いが増えています。
消費者がAR技術を活用してサイズや質感を自宅にいながら確認できるよう、ECサイト事業者が簡単に既存のサイト内で3Dデータを活用できるサービスとしてpalan 3Dサービスを開始しています。
新型コロナウィルス感染症の影響により「非接触型」の接客・体験のニーズか増えています。今後も株式会社palanはWebブラウザでARを実現できるサービス開発を続けるとのことです。
ARGO編集部のひとこと
ARを導入することで、文字や写真だけの情報では伝わりきらないディティールやイメージが具体的になります。本サービスで管理コストが削減され、今後ますますオンラインショップなどでのAR導入が増えていくことが予想されます。 ARを活用したシミュレーションサービスの事例はこちらよりお読みいただけます。