ARライブツアー「Quarantour」を米インディーズロックバンド「リアル・エステート」が配信開始
ウェブARを活用してバーチャルなライブツアーを体験できるサービス「Quarantour」を、アメリカのインディーズロックバンド「リアル・エステート(Real Estate)」が2020年4月に配信開始しました。ARライブではMCやアンコールも楽しむことができます。
リアル・エステートは2020年2月28日に、ドミノ・レコーズ(Domino Recording Company)から3年ぶりとなる5thアルバム「The Main Thing」をリリースし、4月と5月にツアーを実施する予定でした。 しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響でキャンセルに。 そこで誰も家から出られない状況の中でも、ファンにライブを体験してもらう方法がないか考え、ウェブARを活用した「Quarantour」をリリース。
「Quarantour」は、同アルバム内の曲をバーチャルでライブ体験することができるというもので、iPhoneやAndroidのスマートフォンで専用サイト「Quarantour」にアクセスすれば、いつでも好きな場所をライブ会場に変えてツアーを楽しむことができます。更にMCやアンコールまでもが体感可能です。
リアル・エステートも「悲しいことに今、みんなが家の中にこもっている。これでどこにいても楽しい時間を過ごせることを願っているよ。」と述べています。
<ウェブAR「Quarantour」の体験方法>
- (1)スマートフォンやタブレットでウェブARコンサート体験「Quarantour」専用サイトにアクセスします。
- (2)「カメラへのアクセスを許可」後、ARカメラが起動します。
- (3)床にかざすとARカメラが平面を検知。赤い枠をタップすると3Dのライブセットが登場し、ライブ演奏が始まります。
ARGO編集部のひとこと
編集部でもウェブAR「Quarantour」を試しましたが、3Dで登場したレンガ造りのライブハウスは非常にリアルで、バンドメンバーの動きに合わせて実際に楽器が鳴り始めるため臨場感や没入感も抜群でした。3Dはサイズや向きの変更も可能なため、立ったまま等身大のメンバーとライブを楽しんだり、座ったまま落ち着いて好きな大きさで鑑賞できたりと、ファン好みのスタイルでライブ体験が可能です。このように、自宅にいながらいつでも好きな場所でバーチャルイベントやコンテンツが楽しめる「おうちAR」の動きが広がっており、ARGOでも特集しています。 おうちARは、外出自粛要請の中でも、ファンとのつながりを持ちつつ、CXを向上することが可能です。