SnapとAmazonが提携を発表!Amazonが取り扱うメガネなどのAR試着をしてそのまま購入できる
アプリ「Snapchat」を手がけるSnapとAmazonが提携し、Amazonが取り扱う商品をARで試着できるサービスが2022年11月2日に発表されました。本サービスでは、Snapchatのアプリ内機能「AR Shopping Lenses」を活用し、Amazonで取り扱う一部の商品をバーチャルで試すことができるうえ、気に入った商品はそのまま購入できる仕組みになっており、シームレスなショッピング体験を楽しめます。
出典:Snap プレスリリース
【SnapとAmazonの新しいショッピング体験】
Snapが提供する「AR Shopping Lenses」はAR技術を活用したショッピング機能で、これまでに数々のファッションブランドや化粧品ブランドに導入されてきました。今回SnapとAmazonが提携したことで、ユーザーはAmazonのSnapchat公式アカウントからメガネなどの商品を検索し、気になった商品をARで試着することが可能です。
商品を気に入った場合は画面下に表示されるリンクをタップすることでAmazonアプリに遷移し、そのまま購入することができ、品切れの状況や商品価格の変更などもリアルタイムで反映されるため、安心してショッピングを楽しめます。今後Amazonは数千のメガネ商品を掲載する予定とのことですが、全ての商品がAR対応するわけではないとのことです。
【ARを活用したショッピングへの期待】
本連携はSnapが提供するブラウザ上でARコンテンツを作成できるツール「Lens Web Builder」が採用されています。今回本ツールを活用して、Amazonが持っていた3Dモデルを利用し、AR体験やアプリでの商品購入が実現しました。
Snapは『昨年1年間で2億5000万人のユーザーが「AR Shopping Lenses」を50万回以上使用している』としているほか、2022年4月には、小売業者が自社のWebサイトやアプリ内で、同社のARショッピング技術を組み込めるSDKを発表するなど、ARを活用したショッピング体験に注力していることがわかります。
多くのユーザーが利用する両社の提携によって、今後さらにARを利用した購買体験は発展していくでしょう。
ARGO編集部のひとこと
コロナ禍における外出自粛や非接触の推進で、小売業界や化粧品・ファッションブランドは大きな変化を求められました。そこで、オンラインでリアルな試着体験ができるAR技術は一気に注目を浴び、現在は美容・ファッション、家具・家電、ビジネスなど様々な分野での導入事例が増加しています。ARは現実空間にデジタル情報を表示できるという特長があるため、自身の顔面や姿、自分の部屋などで瞬時に商品を試すことができ、購入前に感じる不安を取り除くことが可能です。売り上げ向上や返品率の削減などの効果が見込めます。
INFO
ARアプリ「Snapchat」
【ストアURL】App Store(iOS) / Google Play(Android)