ARで不思議な世界を楽しめるトリックアート展！福岡県田川市の観光スポットを巡る「TAGAWA TRICKART（たがわトリックアール）」

ARで不思議な世界観を楽しみながら観光スポットを巡れるトリックアート展「TAGAWA　TRICKART（たがわトリックアール）」が福岡県田川市で開催されています。本展示では、専用のARアプリを田川市内に設置された5ヶ所の観光スポットにあるトリックアート作品にかざすと、スマートフォンの画面上にAR動画が表示され、特産品が出現したり景観やCG映像が動き出したりと、動きのある不思議なARトリックアートが楽しめます。

出典：田川市役所

トリックアート作品は、丸山公園、石炭記念公園、炭鉱住宅モニュメント、田川伊田駅、中央公園の5ヶ所に設置。ARアプリ「TRICK AR」をインストールして作品にかざすと、画面上で作品が動き出します。

本展示では地域の特色がわかるようなトリックアートが出現します。例えば石炭記念公園では、田川市の特産品「ピュアパプリカ」が割れて同市の製菓メーカー・松尾製菓の「チロルチョコ」が飛び出す様子や、田川伊田駅連絡通路では、壁からかつて石炭を運んだ蒸気機関車が走り出す様子が楽しめます。

ほかにも、炭鉱住宅モニュメントでは田川市のシンボルである「二本煙突」の周りをまるで空中散歩しているかのような体験ができるなど、観光しながら田川市を楽しく学べるARアート作品が展示されています。「TAGAWA TRICKART」は2021年2月8日(月)から常設展示として公開されています。

ARGO編集部のひとこと

観光地でのARアート導入事例で、地域の特産物などをモチーフとし観光・地域活性化に役立てています。ARを活用することで大掛かりな設置などを行うことなく、スペースを削減しながらフォトスポットなどを導入することができます。また、ARを導入することで非接触で展示を行うことが可能なので、新しい観光スタイルとして注目されています。

特産品などにARを活用した例として、栃木県真岡市では特産品のいちごをモチーフとしたフォトフレームを提供しています。ARを地域活性に役立てている事例はこちらからご覧いただけます。