ARを利用した新たな広告「ARブランドエフェクト」をTikTokが準備中
TikTokがARを用いた新たな広告メニュー「ARブランドエフェクト(AR brand effect)」の準備を進めているとデジタルマーケテイングの情報サイトDigidayが報じています。ARブランドエフェクトとは、TikTokユーザーが動画の中で広告主が提供するインタラクティブなビジュアルを追加することができるようになるというもので広告はクリック可能、ユーザーの動画とともに再生される音楽をフューチャーします。
今後予測されるTikTok提供の広告コンテンツとは?
TikTokでは現在没入型デザインについて知見のあるエンジニアの求人がされているとのこと。新たに採用するメンバーをARブランドエフェクト部門に迎え入れ、ARを活用した広告や体験の開発を行おうとしている模様です。
現状のモバイル広告は受動的なものであるが、インタラクティブなユーザー参加型の広告を実装ができると広告主とユーザーの双方にメリットがあると考えられています。
TikTokはバイラルマーケティング拡大の可能性を秘めたプラットフォーム
現状のTikTokには新たなテクノロジーに敏感なユーザーやインフルエンサーが揃っていて、次世代の広告ツールの実験をするには有利な状態です。TikTokのユーザーは自らコンテンツを生み出したり、他の人々が生み出したコンテンツをベースに新たなアイデアやスタイルを作ることができます。TikTokのユーザーに動画に埋め込み可能なARエフェクト機能を提供すれば、ブランドのメッセージを口コミが広がっていくかのように拡散することができるのではないかと見られています。
TikTokAR広告では著名インフルエンサーたちが動画内にアクションボタンを設置し、ブランドとのエンゲージメントを呼びかけることになり、Eコマースサイトに誘導することも期待されます。インフルエンサーの収益機会が高まるでしょう。
ARブランドエフェクトの提供は、2020年の第3四半期から開始するのではないかと見られています。
ARGO編集部のひとこと
InstagramではSpark ARが実装され、InstagramストーリーズでユーザーがARフィルターを楽しんでいます。海外のインフルエンサーが活用したことで爆発的に広まり、最近では日本の活用事例も増えてきていて、注目を浴びています。具体的な例でいうと、ディオールのARフィルターや、商品を利用したメイク講座が見られたり商品パッケージをARフィルターとして活用するなどの取り組みが行われているフューチャーポップアップストアが挙げられます。 TikTokでも新たなプロモーションができるようにARが活用されるとのことで実装が楽しみですね。今後ますますARを活用したSNSプロモーションが増えていくと考えられます。
INFO
ARアプリ「TikTok」
【ストアURL】App Store(iOS) / Google Play(Android)