ARを使って操作説明を簡単に!カスタマーサポートツール「Unscene Support」のβ版を無償提供
AR・AIなどを活用したソリューションの原型作りを行う株式会社Unsceneは、医療/産業機器・家電製品・カーシェアなど、有形商品を取り扱うビジネスの顧客体験向上に取り組む事業者に、「Unscene Support」の各機能を無料提供すると発表しています。2020年5月には、AR取扱説明書、問い合わせ分析、チャットボット設定など、各種機能が使えるカスタマーサポートツール「Unscene Support」のβ版無料ユーザーの募集が開始されました。
Unscene Supportの特徴
- ・目の前の製品上にARを使った3Dビジュアルを表示して操作説明を行います。ARを使うことで、テキストよりも直感的かつシンプルでより理解しやすくなります。
- ・添付されたQRコードをスキャンするとチャットボットがその製品について顧客対応を開始。従来の型番入力や検索が不要になるため、顧客自身が必要な情報に最短でアクセスでき、コールセンターへの問い合わせを減らすことが可能です。
- ・QRコードごとに問い合わせ履歴が蓄積されるため、型番ごとの問い合わせ傾向を定量的に取得するなど、統計へのフィードバック情報が簡単に得られます。
- ・ビデオコール機能を使用することで、オペレーターが商品の状態を目視でき、現状の正確な把握が可能に。対応効率の向上にもつながります。
Unscene Supportの活用例
- ・カーシェア:新しい車種に触れることの多いお客様が、慣れない車種の運転席周りの機能をすぐに把握できるよう、ARコンテンツを作成したい。
- ・スポーツジム:トレーナーが不在時にも、トレーニングマシンの使用方法を会員が正しく理解できるような顧客体験を作りたい。
初期ユーザーのメリット
Unsceneが初期費用を負担します。有償版の提供開始後も、月額費用を一定期間無償で使うことが可能です。
こちらから申し込みが可能です。【期間限定】
※申し込み多数の場合は、要件と導入効果を考慮選定もしくは導入時期の調整あり
ARGO編集部のひとこと
株式会社Unsceneは以前から「Unscene Support」を提供していましたが、より多くの事業者に気軽に試してほしい、との思いからβ版無料ユーザーの募集に至ったそう。ARでの操作説明で、従来の操作説明ではわかりづらかった点もわかりやすく説明しています。
AR技術やQRコードなどの先端技術の普及により、感覚的に商品を取り扱うことができる例としてベンツがあります。ベンツは高級車種の取扱説明書をARアプリ化し、車について手軽に理解を深められるようにしました。今後もますます活用が進んでいくでしょう。