ARで部品の使用箇所がわかる!ヤマザキマザック機械工作博物館
2019年11月2日、岐阜県美濃加茂市に「ヤマザキマザック工作機械博物館」がオープンしました。
本施設は、工作機械の業界大手ヤマザキマザックが創業100年記念の中核事業として行ったもので、2018年夏までレーザー加工機の拠点であった地下工場を転用して作られました。
18世紀から現代に至る工作機械の歴史を紹介する施設として、管内には約200点の展示物が展示されています。そのうちの80点ほどは国内外の工作機械で、来館者がボタンを押して実際に動く様子を見ることのできる「動態展示」が行われているものもあります。
また、産業製品として、T型フォードや蒸気機関車「D51」、航空機やヘリコプターの実機が並んでおり、工作機械で作られた部品がどこに使用されているのか、ARで確認することができるのこと。
博物館館長を兼務するヤマザキマザックの山崎智久会長は「工作機械に詳しい人にも、よく知らない子どもたちにも興味をもってもらえる展示を目指した。ものづくりの面白さを知ってもらい、業界にも関心を向けてもらえたらうれしい」と話しています。
ARGO編集部のひとこと
機械はすべて様々な部品が組み合わさって作られていますが、部品だけを見ても、製品のイメージは付きにくいですよね。ARで実際の実機に重ね合わせて部品の使用箇所を表示することで、部品それぞれが大切なパーツの一つであることがわかり、工作機械の大切さを感じてもらえるのではないでしょうか。
INFO
ヤマザキマザック工作機械博物館
岐阜県美濃加茂市前平町3-1-2
開館時間:10:00~16:30
休刊日:月曜・年末年始(月曜日が祝祭日の場合、火曜日休館)
料金:大人 500円、高校生・大学生 300円、小学生・中学生 200円