ARを活用した「アート水族館」や「エンタメ植物園」建設!『スーパー遊園地』に向けたよみうりランドの取り組みとは
2019年2月6日(水)、株式会社よみうりランドは同社の成長戦略「飛躍」(2019年~28年度)を発表し、新規事業のひとつとしてAR技術を導入した「アート水族館」の建設を明らかにしました。
出典:株式会社よみうりランド
新設する「アート水族館」は、ひとつひとつの水槽をアート作品のように見立て展示するほか、ARで観客側にも魚を出現させることによって、まるで水中にいるかのような体験を味わえるとのこと。東京西部地区イチの大型水族館になる見込みで、初年度は130万人の来場を予想しています。
2019年9月に創業70周年を迎えた同社は、次の新しいステージを目指すにあたり中間経営計画を策定。「アート水族館」の建設に加え、季節問わず1年中エンターテイメントを体感できる「エンタメ植物園」や宿泊施設などの開発を行い、同遊園地を「スーパー遊園地」に変貌させるべく、約550億円の設備投資を行うとしています。
また同社はこれまでにもARを積極的に取り入れており、「PRINCE OF LEGEND」とのARフォトブース(2018年10月)や、Vtuberとのコラボイベント「Vtuber Land」(2019年9月14日~10月26日)にてAR撮影会、「HiGH&LOW THE WORST」の世界観を再現したイベント「Road to HiGH&LOW THE WORST in YOMIURILAND」(2019年10月4日~2020年1月5日)ではARフォトブースを展開しています。今後開催予定の「SUMMER WARS EXPERIENCE PARK inよみうりランド」においてはARスタンプラリーが行われる見通しで、企画にさまざまなARコンテンツを活用しています。
※2020年3月現在、「SUMMER WARS EXPERIENCE PARK inよみうりランド」イベントは新型コロナウイルス感染症の影響により延期・中止されています。
ARGO編集部のひとこと
同社が新しく開発する「アート水族館」は、ARによって観客側にも魚を浮かび上がらせるということで、新機軸のエンターテインメントの提供が期待されます。リピーター客の育成や園内の回遊対策を行えることからARとテーマパークの親和性は高く、よみうりランド以外にもテーマパークでARを活用する事例が増えています。