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クラウドサーカス株式会社が開催した「AR Ads Contest」結果発表!受賞作品をまとめてみた

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本記事ではクラウドサーカス株式会社の「AR Ads Contest」表彰式(2021年5月31日開催)で発表された結果についてお伝えいたします。クラウドサーカス株式会社が開催した「AR Ads Contest」は、クリエイター参加型のAR広告コンテストです。

クラウドサーカス株式会社が開催したAR広告コンテスト「AR Ads Contest」

こんにちは。ARGO編集部ちかです。

今回は、2021年5月31日に開催されたた「AR Ads Contest」の表彰式の様子と、受賞作品についてお伝えします!!

「AR Ads Contest」とは

クラウドサーカス株式会社が開催した、クリエイター参加型のAR広告コンテストです。

同社のARアプリ「COCOAR」を用い、下記4つの課題テーマのうち、1つを選んでAR作品を登録し、審査期間内のユーザーアクセス数等によって優秀賞を決定します。

  • ・2025年の生活(大阪万博、2025年問題、ミラーワールドなど)
  • ・コロナが落ち着いたらしたいこと
  • ・ありそうで無いもの
  • ・東日本大震災から10年

紹介する受賞作品はいずれもマーカーからARアプリ「COCOAR」で体験可能です。ぜひ体験してみてください。

優秀賞

優秀賞は、作品審査期間である2021年5月10日(月)から5月23日(日)の2週間の間で、ユーザーアクション数(再生・撮影・お気に入り登録・シェア数など)から判定されました。

第3位:株式会社アド・プロダクション 様「福島の星空」

ARで福島県の星空が楽しめる株式会社アド・プロダクションの「福島の星空」

「東日本大震災から10年」のテーマで作成された本作品。上記マーカーのいずれか(福島駅の表札もしくはナンバープレート)を読み込むと、「見上げる星空は離れていてもつながっている」とのメッセージとともに、10年経っても変わらないものとして、福島県内各地で撮影された星空・夜空の写真を楽しむことができます

第3位を受賞したアド・プロダクション様には賞金として3万円が贈呈されます。

株式会社アド・プロダクションはこれまでもARを活用した企画をいくつも開催・成功させています。ARGOでは2019年に横浜で開催された「こびとづかん 夏の自由「大」研究~世紀の発見 コビトのフンを見逃すな!?~」を取材させていただきました。

ARGO『こびとづかん 夏の自由「大」研究~世紀の発見 コビトのフンを見逃すな!?~』でこびとを探してみた‼

<講評>

専用のポスターをマーカーにするのではなく、ナンバープレートや表札など、日常にある「福島」を元にAR体験からテーマを想起できるため、ユーザーが日常の延長として捉えやすいと感じました。


第2位:とある地方高専生 様「ロボコン展示AR」

ARで高専ロボコン2019「らん♪RUN Laundry」の再現展示が楽しめるとある地方高専生の「ロボコン展示AR」

上記マーカーを読み込むと、徳山高専メカトロシステム部が出場した、高専ロボコン2019「らん♪RUN Laundry」の再現展示を楽しむことができます。「全国 / 全世代のロボットをじっくり見れたら萌えるのではないか」との思いから作成したという本コンテンツ。各ロボットの機構をいろいろな方向からじっくりと観察することができます。

本コンテンツは床や机にマーカー画が設置されていることを想定して作成したそう。タブレットでマーカーを表示し床や机に置く、マーカーを印刷して床や机に置く等でお試しいただくとより楽しめるかもしれません。

ARを活用することの利点として、様々な角度から自由に細部まで確認できる点があげられます。イベント当日の観覧では、座る場所によって見やすい・見にくい、などの際が出来てしまったり、一方向からしか確認ができなかったりしますが、ARを用いた追体験では見たい箇所を余すことなく楽しめるため、当日と合わせて2度3度楽しめそうですね。

第2位を受賞したとある地方高専生様には賞金として5万円が贈呈されます。

<講評>

過去のロボコンの展示(その場に行かなければ見れないもの)を自宅で再現し自分の好きな角度から閲覧できるというARの利点の一つをうまく活かしたコンテンツだと思います。

各ロボットの3Dモデルやアニメーションも細かく作りこまれており、見ていてとても楽しいです!また、各ロボットの説明パネルなどをユーザーが見やすいよう角度を調節している点など細かいユーザーへの気配りがとても素晴らしいと思いました。


第1位(最優秀賞):株式会社北星社 様「AR × SDGs」

ARで海の生き物が楽しめる株式会社北星社の「AR × SDGs」

こちらは「2025年の日常」の課題から、SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」をテーマとして作成された作品。

上記マーカーを読み込むとマーカーが窓となり、イルカや魚、シロクマなど海の生き物たちの様子が楽しめます。また、生き物たちが窓を飛び越えて自分の方へと向かってくるなど臨場感ある演出も楽しめます

のぞき穴をイメージすることで、ついつい覗いてみたくなる「人間の心理」をついた作品となっています。株式会社北星社は、本コンテンツの使い方として、ウォールステッカーや大型看板、コースター、ポスターなどでの活用のほか、自宅で楽しめる「おうち水族館」としての利用や紙コップや消耗品からの体験提供、マーカーからの3D空間へのアクセスも想定しています。

第1位(最優秀賞)を受賞した株式会社北星社様には賞金として30万円が贈呈されます。

<講評>

コンテンツのクオリティという観点で最も目を引かれたコンテンツでした。

まず何より、2D(動画)コンテンツでありながら3Dコンテンツと見開違えるほどの各 オプジェクトのクオリティの高さが素晴らしく、また、動面ならではのレイヤー構造を活かした奥行の使い方や話題のSDGsやおうち感を取り入れるなどコンテンツ着眼点も素晴らしいと思います。

本当に素晴らしいコンテンツは見た際に、周りの人に教えたくなるものだと思います。 今回の応募作品の中で真っ先に自分の周りの人に共有したのがこのコンテンツでした!SDGsがコンセプトなので啓票性が高いのですが、ARのぞき穴ということで、思わず見てみたい、人に勧めてみたい(シェアしてみたい)コンテンツとなっています。

コップの底にステッカーを貼ってコップの底から水族館が広がるという発想はほかにも応用できそうで、「バズる」特有のユーザーの創作の余地を感じさせます。水族館だけでなく、異世界やアニメ、ゲームの世界などユーザー思い思いにオマージュもされそうですね。


部門賞

部門賞では「セールス賞」「マーケティング賞」「デジタルプロモーション賞」が用意されており、それぞれ異なる観点から作品が選ばれました。各賞の評価基準に関しては各賞段落をご覧ください。また、それぞれ副賞として景品が贈られます。

セールス賞:南石直哉 様「AR鉄旅付駅弁パッケージ」

ARで駅弁パッケージから車窓風景が楽しめる南石直哉さんの「AR鉄旅付駅弁パッケージ」

セールス賞は、既存顧客に対して実現可能性が高い作品に対して贈られます。

「AR鉄旅付駅弁パッケージ」は、駅弁(駅で販売されているお弁当)のパッケージをスキャンすることで、電車から見える情景の動画が楽しめるコンテンツです。

駅弁を食べながら風景を楽しむ時間は電車旅の醍醐味でもあります。気軽に旅行に行くことができない昨今のコロナ禍の中で、主要駅や物産展、スーパーなどでも手に入る駅弁をスキャンするだけで、旅行の疑似体験ができるのは嬉しいですね。

もちろん、コロナが収まった後でも、追体験ができる本コンテンツは、旅の振り返りにもよさそうです。

<講評>

コロナという時代背景が加味されたコンテンツでした。

今までは当たり前であった旅行、その中でも今は自粛しなければいけない「電車(公共交通機関)出の旅」の定番の表現。ツールとして『単純にコンテンツを表現するため』ではなく、『旅行を自粛しなければいけないから』という活用シーンを想定しているストーリー性部分の評価が非常に高いです。

「駅弁×電車の窓の外の風景」という定番を、「自粛している自宅」でも再現できるエモーショナル感やストーリー星はまさに現実を拡張するARらしい本質的な部分だと思います。機能的な部分を主軸に置く事なく、体験者の課題部分、今回で言うと"行えなく なった日常"という観点でコンテンツを作り表現している点も、AR営業における本質部分であると考えているのでセールス賞に選ばせていただきました。


マーケティング賞:株式会社タスキブ 様「コロナが落ち着いたらしたいこと」

3DARモデルでジョギングの様子を楽しめる株式会社タスキブの「コロナが落ち着いたらしたいこと」

マーケティング賞は、エンドユーザーに対してコンテンツを公開した際に、多くのユーザーに体験していただけそうな作品に対して贈られるものです。

本コンテンツでは、上記マーカーをスキャンすることで、ジョギングしている3Dモデルが平面上に表示されます。3Dモデルをタップすると背景が変化し、様々な場所をジョギングしていることが想像できるコンテンツとなっています。

3Dモデルを活用しているため、様々な角度からコンテンツを楽しめることができます。また、タイトルともなっている課題テーマ「コロナが落ち着いたらしたいこと」に合わせ、3Dモデルがマスクをかけていないことや、体験者のタップアクションで背景の様子が変わることから、『コロナが落ち着いたらマスクなしに、自分の意志で様々な場所でランニングしたい(様々な場所を訪れたい)』といった制作者の強いメッセージもうかがえます。

<講評>

ユーザーアクションによる没入感が意識されたコンテンツでした。

平面認識や今回のコンテストではあまり見かけなかったタッチアクション等を上手く活用した作品で、ARの特微を活かした体験(リアル空間との接続)となっていたため、マーケティング賞に選ばせていただきました。


デジタルプロモーション賞:株式会社北星社 様「AR × SDGs」

デジタルプロモーション賞は、コンテンツの作り込みが細かく、クオリティの高い作品に送られる賞です。

今回最優秀賞を受賞した株式会社北星社様の「AR × SDGs」が、部門賞のデジタルプロモーション賞も同時受賞しています。

コンテンツ詳細・講評に関しては上部「最優秀賞」をご覧ください。

まとめ

ご紹介した受賞作品に加え、上位10位までのコンテンツを制作された方には特典として、「COCOAR」を1年間無料でお使いいただけるライセンスが付与されます。

今回のARコンテストに関して担当者は、「クラウドサーカス株式会社初の試みになったARコンテストでしたが、今回ご紹介した受賞作品以外にも面白いコンテンツがたくさんありました。機会があればまた開催したい」と述べています。

受賞コンテンツを見ると、様々な用途や表現でARが活用がされていることがわかります。ARでは今回のように紙面などに印刷されたマーカーからARコンテンツを呼び出す以外に、スタンプラリーのデジタル化や、商品パッケージなど立体物の一部やデザインからのARコンテンツの呼び出し、音声ガイドの代わりとしての活用などに用いることもできます。

また、本コンテストで用いられたのはARアプリ「COCOAR」ですが、クラウドサーカス株式会社ではアプリのいらないウェブ・ブラウザAR「LESSAR」も提供されています。

それぞれどのようなことができるのかについては、公式サイトをご覧ください。活用事例等もご紹介しています。実際にARを活用してみたい方には無料でお試しいただけるデモ版やフリープランもご用意しています。

COCOAR公式サイト

LESSAR公式サイト

INFO

ARアプリ「COCOAR」

関連リンク

  1. 「AR Ads Contest(AR広告コンテスト)」詳細ページ

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