ARで住宅を3D表示!株式会社ライフの取り組みについて聞いてみた
こんにちは!ARGO編集部のちかです。
今回は千葉県で不動産業を展開する株式会社ライフの青木さんに、社内で取り組むAR施策についてインタビューしてみました!
株式会社ライフ青木さん インタビュー
ちか:本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、「AR」を活用することになったきっかけについて教えてください。
青木さん:日本経済新聞の紙面で、グラフの動きをARで見ることのできるコンテンツを体験した際に、会社の事業でも何かARでできることがあるのではないかと考えたことがAR導入の発端です。
ちか:そうだったんですね!実際には、どのような活用をされているのでしょうか?
青木さん:分譲地で実物大の住宅を、3DARコンテンツで出現させています。従来は平面の図面や、2アングルからの画像をお客様に提示していたため、お客様自身に頭の中でイメージをしてもらう必要がありました。
ARコンテンツを活用したことで、立体的に360度の住宅を見せることができるため、よりわかりやすい説明が可能になり、イメージが付きやすいことでの受注率アップを目指しています。
※写真は実物大ではなく、縮小して撮影
ちか:なるほど。分譲地の段階で具体的なイメージが沸きやすいのはいいですね。購入・建築後の暮らしまで想像がつきやすいです。平面からの想像だと、図面を見ることに慣れているかどうかによってもイメージに差がありそうですし、実際の3Dコンテンツを確認すれば、皆が同じイメージの下で話がしやすくなりそうですね。
ARコンテンツは拡大や縮小・回転もできるので、省スペースで全体を確認したり、実物大で出現させてサイズ感や詳細まで確認したりと、確認したい点やスペースによって確認方法を変えられるのもとてもいいと思いました!実際にコンテンツを見た人の感想などはいかがでしょうか。
青木さん:活用に向けて社内での操作トレーニングもおこなっているのですが、社員でも驚いています。
ちか:社員さんもですか!普段から図面を見慣れ、図面からのイメージ想起も容易だろう社員さんですら驚くということは、お客様にはなおさら大きな驚きと、具体的なイメージの提供ができそうですね。
青木さん:そうですね。今回の施策は「他社との差別化」もポイントに導入しました。よりわかりやすく、お客様に親切なサービスになればと期待しています。
ちか:ありがとうございます。今回は、3Dコンテンツ出現でのAR活用でしたが、今後、他にもARの活用予定はあるのでしょうか。
青木さん:今後に関しては、分譲地での3Dコンテンツだけでなく、チラシなどの2次元紙面とARの組み合わせも予定しています。建物の写真からARでコンテンツが楽しめるなど、平面の2次元と立体の3次元の組み合わせで活用を進めていきたいです。
ちか:本日はお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!
不動産業界でのAR活用
住宅など大きな買い物の際には、出来上がりまで全体像が詳細まではイメージできないこともありますが、ARを活用すれば、3Dコンテンツで施工や完成前に様々な角度から確認ができ、完成後のイメージとのギャップなどを防ぐことができ、顧客満足度向上にもつながります。
また、住宅情報誌の紙面から、AR動画で物件の内覧ができるサービスを展開している企業もあります。
不動産業界や、建築業界におけるAR活用に関しては、下記に事例をまとめています。
ARGO:【AR×不動産・建築】不動産・建築業界の悩みを解決するAR活用事例10選