「進撃の巨人」などのARアート作品が楽しめる国際芸術祭「東京ビエンナーレ2020/2021」にいってみた
AR三兄弟「進撃の巨人ARアート」
こんにちは!ARGO編集部ちかです。
今回は、2021年7月10日から開催されている芸術祭「東京ビエンナーレ」を体験してきました!それではさっそくいってみましょう!
東京ビエンナーレとは
「東京ビエンナーレ」は、「東京」の街を舞台に2年に1度開催される国際芸術祭で、今回は「見なれぬ景色へ ―純粋×切実×逸脱―」をテーマに、国内外から幅広いジャンルの作家やクリエイターが参加しています。
さまざまな人々が暮らし、働く東京で「アート×コミュニティ×産業」をキーワードとした新しい芸術祭を目指し、東京4区にまたがるエリアで、50か所の会場、70の作品を鑑賞できます。
今回のARアートは、東京ビエンナーレ、AR三兄弟、ソフトバンクの3者協同により実現しました。
関連記事:ARGO「ARのアート作品が東京の街を彩る!国際芸術祭「東京ビエンナーレ2020/2021」開催」
東京駅
まずは東京駅にやってきました~!東京駅では、「進撃の巨人」と「AR三兄弟」のARコンテンツが楽しめるそう✨✨
さっそく、体験ができる行幸通りへと向かいます。
到着しました!!体験場所には、画像のステッカーが貼られており、この場所から東京駅にスマホをかざすことで、「進撃の巨人」のARコンテンツが体験できます。
<進撃の巨人>
それでは実際に、「進撃の巨人」のARコンテンツから試してみましょう~✨
ARコンテンツは、アプリ「AR SQUARE」で体験可能です。まずは「AR SQUARE」を起動し、「東京ビエンナーレ」のアイコンをタップして、特設ページへと移動します。
東京ビエンナーレのページには、様々な作品が!
デモ動画とAR起動のアイコンが表示されている上記6コンテンツはすべて無料で体験可能です。(※体験時の通信によるパケット料金はかかります)
「進撃の巨人」のコンテンツは2つ。「体操編」と「野球編」が用意されています。まさかの野球と体操…!!ちょっと想像がつきませんが、早速試してみることにします。
画面に表示されるガイド線を東京駅に合わせるよう、カメラをかざしてみると、巨人が3人出現し、ラジオ体操を始めました…!(笑)
AR三兄弟「進撃の巨人ARアート」
まさかの体操=ラジオ体操とは思わず、笑ってしまいました!1曲分しっかりとラジオ体操をしていますよ✨
7月後半からは夏休みも始まりますが、夏休みの早起きの定番ともいえるラジオ体操を巨人も行っているなんて面白いですよね。期間もピッタリですし(笑)
AR三兄弟によれば、ラジオ体操コンテンツを作ろうとした理由は、作品内で走ったりと動き回る巨人の姿に、「彼らは体も大きいし、動く前には準備運動をするのでは…?」と考えたからだそう。東京駅のレンガづくりが、作品内の壁のようですよね…!作品の世界観が、現代の東京にかけ合わさっているようなコンテンツになっています。
続いての、野球編も、作品内での獣の巨人の投石のコントロールが上手い巨人の姿から、「あのコントロールになるまでには練習をしているのでは…??」と着想を得て作ったそう。カメラを東京駅にかざすと、ラジオ体操でも登場した3体の巨人が、野球のピッチャー・バッター・審判として登場します。
AR三兄弟「進撃の巨人ARアート」
確かに、コントロールの抜群さは、単なる「キャッチボール」ではなく、「野球」としてピッチャーをしていることから伺えますね。なんだか、2つの作品を通して、恐ろしかった巨人が、人間味を帯びた存在として身近なものに感じられてきました。
<AR三兄弟「都市と経験のスケール 2021」>
東京駅ではAR三兄弟のコンテンツも楽しめます。こちらは3種類のコンテンツが用意されており、自由に拡大・縮小が可能です。
AR三兄弟「都市と経験のスケール 2021」
進撃の巨人のコンテンツは、東京駅に画面を合わせることで、ARコンテンツが楽しめましたが、こちらのコンテンツはタップ一つで自分の好きな場所へ簡単にARコンテンツを出現させることが可能。
コンテンツの1つは、腰かけた男性が、バレリーナや力士、豚、AR三兄弟、内中飛行士など、踊りながら様々に変身していくもの。もう1つは、力士2人とバレリーナ1人が、どんどんお互いに入れ替わっていくもの。
AR三兄弟「都市と経験のスケール 2021」
「いろいろな人種で同じ動きを踊る」「力士とバレリーナが2つの動きをそれぞれ入れ替えながら踊る」という2つのコンテンツから、見た目と違う動きを取り入れることでどのような違いが見えるのかといった点に、おもしろさと「経験のスケールを変える」ことを見出しています。
AR三兄弟「都市と経験のスケール 2021」
本コンテンツの体験を通して、「街の見え方が少しでも変わるきっかけとなれば」との想いを込めて制作がされたそう。
新有楽町ビル:椿昇「TOKYO BUDDHA」
折角なので、他の作品も体験してみましょう…!!
東京ビエンナーレでは70ものコンテンツが公開されています。AR三兄弟・進撃の巨人以外のコンテンツは、「有料チケット作品はこちら」アイコンから体験が可能です。
上記アイコンタップ後、チケット購入者にに伝えられるパスコードを入力すると、作品ページへアクセスができます。体験手順は上記「進撃の巨人」や「都市と経験のスケール 2021」と同様です。
椿さんのARアートが楽しめる新有楽町ビルは有楽町駅から2分ほど。有楽町駅から向かって建物の右側(東京駅側)で体験ができます。
体験場所で、体験ぺージからコンテンツを開き、画面に表示されるガイドを建物に合わせると、なんと空から大仏が落ちてきます。
椿昇「TOKYO BUDDHA」
次々に落ちてくる大仏は、新有楽町ビルの特徴的な形、真ん中のくぼみにどんどんたまっていき…、
椿昇「TOKYO BUDDHA」
ついには溶けて金塊のようになり…、
椿昇「TOKYO BUDDHA」
道路や歩道側へと飛び出てきます!!道路に飛び出てくるなんて、現実ではけがの心配や日常生活に支障がでる演出で、とてもおこなうことができませんが、ARアートだからこそ、自由な発想で作品制作がおこなえたのではないでしょうか。
椿昇「TOKYO BUDDHA」
椿さんが作品に込めた思いや、作品制作のきっかけは、こちらでお読みいただけます。
そのほかにもARコンテンツがたくさん
今回紹介した3作品以外にも、様々なコンテンツが提供されています。4区50か所、様々な場所で体験ができるので、期間中も飽きることなくアート作品を楽しめますね。
関連記事:ARGO「ARのアート作品が東京の街を彩る!国際芸術祭「東京ビエンナーレ2020/2021」開催」
わたしは次は、ぜひ「ビルクライム」を鑑賞したいです…!!
千葉学「ビルクライム」
出典:東京ビエンナーレ 公式ページ
ARでは現実世界への影響を考えず様々な場所に大型コンテンツを出現させることができ、かつ、目の前で実際に楽しむことができる臨場感も味わうことができます。バーチャルとリアルがかけ合わさっているARだからこそ楽しめるイベントとなっています。
自分が普段生活している場が実はアートの場になっているなんて素敵ですよね!
「東京ビエンナーレ2020/2021」は、2021年9⽉5⽇(⽇)までの開催なので、ぜひまた体験してみようと思います。
それでは!
INFO
ARアプリ「AR SQUARE」
【ストアURL】 App Store(iOS) / Google Play(Android)
東京ビエンナーレ2020/2021
開催期間:2021年7⽉10⽇(⼟)〜9⽉5⽇(⽇)※会期は変更になる場合があります。
場所:東京都⼼北東エリア(千代⽥区、中央区、⽂京区、台東区の4区にまたがるエリア)