ARで本探しが便利に!パーソルP&T社が開発した図書館ナビゲーションシステム
2019年10月7日(月)、総合人材サービス・パーソルグループのパーソルプロセス&テクノロジー株式会社は、AR技術を用いた図書館ナビゲーションシステムの実証実験を開始しました。
スマートフォンやタブレットのカメラを図書館内でかざすと、画面上に矢印が表示され、利用者を目的の書架まで誘導します。モバイル端末のカメラを館内にかざすだけの簡単操作のため、子どもからお年寄りの方まで誰でも利用できます。
本システムを開発した背景には、案内役を担う職員の人手不足や、蔵書検索機を使用しても、該当の書架や棚にたどり着くことが困難という課題がありました。本システムの使用により、職員へ尋ねることなくスムーズに到着できるので、書架到着時間の短縮が見込めます。
本実証実験は、愛知県名古屋市の行政課題解決をテーマに企業と実証支援を行う「Hatch Technology NAGOYA(ハッチテクノロジーナゴヤ)」のプロジェクトのひとつ。ロボット、AI、IoTなどの先進技術を活用した実証実験を通して、関連産業の振興および先進技術の活用普及を図るとのことです。
ARGO編集部のひとこと
GPSやWi-Fiを使ったナビゲーション機能は便利ですが、屋内や地下では電波が入りにくいというデメリットがありました。ARは位置情報機能を必要とせず、省スペースで活用できるので、ナビゲーションとしての利用にも最適です。AR技術を使った新しい活用法のひとつといえるでしょう。