磨けてない場所が一目でわかる!ARで楽しい歯磨きライフを実現する「Magik」登場
誰もが子供の頃に、歯磨きを「面倒くさい、磨きたくない」と思った経験があるでしょう。また、小さい子供に歯を磨かせること自体苦労している保護者の方も多いと思います。
もし、「歯磨き」と「遊び」の時間が一つになるとしたらどうでしょうか。 フランスのKolibree社が夢をかなえる道具として「Magik」アプリを開発し、2018年の9月頃に発売を予定しています。「Magik」はARテクノロジーを利用したアドベンチャーゲームで、子供にとって退屈な歯磨きの時間を、楽しい時間に変えようという目的で開発されました。
スマートフォンで「Magik」アプリを開き、インカメラで自分の顔を撮影すると、画面に映った自分の歯のあらゆるところにモンスターが現れます。このモンスターたちをアプリと連動したブラシで画面を見ながら歯を磨くことで倒していく、というゲームです。
「Magik」には子どもたちが熱中する15の異なるステージが用意されており、寝るための面倒くさい準備が「冒険の選択」へと変わります。子どもたちが、まんべんなく正しく磨けると、アプリの中でご褒美をもらうことができます。このような相互的な効果で、子どもたちの歯磨きへの意欲をかきたて、持続させます。
また、それぞれのブラシには、歯磨きの過不足を随時チェックできる追跡機能がついており、両親は子供たちの歯磨きが日々どれくらい進歩しているのか、追跡結果を確認・管理することで、データを通して知ることができます。さらに、子どもが過度な歯磨きで歯茎を傷つけないため「1日3回しか使用することができない」という制限が設定されています。
「Magik」は楽しみながら歯磨きができることに加えて、個人の磨き方の特徴や正しい歯の磨き方、どれくらいの時間を1つの歯にかけるべきなのか、といった詳しい情報を教えてくれるため、健康的に、かつ歯全体を磨けるようになります。
アプリ開発会社KolibreeのCEOであるトーマス・サーバル氏は、「ゲームが子どもの興味を駆り立て続けていることは明らかなのに、それを虫歯の根絶に利用しない手はない。Magikは子どもたちの口内衛生対策の第一歩となり、歯磨きを面倒くさい義務から楽しいものへと変えてくれる、子どもたちの良い友達になるでしょう」と語っています。
今後ますます、歯磨きだけでなくさまざまな日々の面倒ごとを助けてくれるアプリが登場してくるかもしれません。
ARGO編集部のひとこと
歯磨きARゲームでは、適当に磨くのではなく満遍なく磨くことでご褒美がもらえることがポイントですね。こういったARゲームなどを使った「習慣化」のための商品の増加が望まれます。