ARアプリで幕末の英雄たちとゆかりの地を巡ろう!戊辰150周年記念事業
福島県会津若松市は、ARアプリを拡充するなど、戊辰150周年の記念事業を本格化。市が立ち上げた「戊辰150周年記念事業実行委会」が2018年4月1日に鶴ヶ城天守閣前でオープニングセレモニーを催すほか、クイズラリーなどもスタートし、市を挙げて観光誘客に取り組みます。
市は昨年度より、スマートフォン、タブレット向けの無料ARアプリの配信や、鶴ヶ城内に体験VRシアターを設置するなど、150周年に向けた取り組みを積極的に行ってきました。今回150周年を記念して、アプリ「AR幕末の会津若松」の機能が拡充されます。
アプリは会津若松市の鶴ヶ城天守閣、鶴ヶ城本丸、日新館跡、西郷頼母邸跡、飯盛山の5ヶ所のAR撮影スポットでQRコードを読み込むと、幕末当時の街並みや風景がCGで再現されるというものです。さらに、幕末に京都守護職を務めた会津藩主・松平容保や、山本八重など、会津にゆかりのある人物のアニメキャラクターが、音声と文章で観光地を紹介する機能も追加されました。今後は、各キャラクターと記念撮影が出来る場所を5ヶ所から18ヶ所に増やし、動画撮影にも対応していくということです。
また、新たに市内の観光名所10ヶ所にクイズラリーが設置されました。県立博物館、白虎隊記念館などを巡ると、正解数に応じて抽選で温泉宿泊券などが当たります。
その他のイベントも豊富です。鶴ヶ城天守閣では、幕末の息吹を伝える収蔵品展が始まります。5月19日には会津大学で歴史コメンテーターや仙台、米沢、長岡、鶴岡の歴史関係者が多く招かれ、奥羽越列藩同盟と会津をテーマにした歴史シンポジウムが催され、7月28、29日の両日には「オペラ白虎」、9月22日には記念式典が実施されます。
ARGO編集部のひとこと
観光名所でのARアプリを取り入れたプロモーション活動です。キャラクター化された歴史上の人物たちによる解説、記念撮影で親しみがわき、観光客に思い出を残せる取り組みとなっています。
INFO
戊辰150周年とは
平成30年は、王政復古のクーデーターで政権を奪取した薩長両藩を主力とする新政府軍と、旧江戸幕府軍が国政をかけて争った戊辰戦争の開戦から150年を迎える節目の年。この戦いは、1868年1月から72年5月まで続いた。最後まで戦い抜いた忠義と悲運の会津藩の物語は、今でも多くの人々の心を掴んでいる。
ARアプリ「AR 幕末の会津若松 - 戊辰150周年記念事業」
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