忍者になって増山城へ侵入!?富山県砺波市が散策用にARアプリ「城ポジ 増山城-謙信の秘刀」をリリース
富山県砺波市で国史跡増山城跡の散策用にスマートフォン向けの無料ARアプリ「城ポジ 増山城-謙信の秘刀」がリリースされました。増山城跡でアプリを起動すると自分が杉家の忍者集団である夜盗組の頭としてゲーム感覚で散策できます。
出典:砺波市
アプリ内では忍者のアバターが戦国時代の姿に復元された増山城の中をプレイヤーと同じように移動します。城跡の当時の建物はほとんど現存していないが、GPSによって現実の位置と連動しているため、アプリ内で復元された城と照らし合わせながら、城跡内で当時の城のどこにいるのかをゲーム感覚で散策していくことができます。
ゲームのミッションは前田家の重臣中川光重が守る増山城に潜入し、「あるもの」を主君である上杉景勝のため奪ってくること。 ミッション完遂までには、随所に用意されたアクションポイントでバトルやクイズを楽しむことができます。ランダムに出題されるクイズには、市内外の小学生などが考案した問題を採用しており、地域ぐるみの取り組みが感じられます。また、城跡内の遺構はアイテムポイントに設定されており、宝探し感覚で楽しく増山城跡の歴史を学ぶことができるようです。
出典:砺波市
しかも、ミッションをクリアした後には「褒美の品」としてシリアル番号がもらえます。そのスマートフォン画面に表示されるシリアル番号を市埋蔵文化財センターに提示すると「攻略の証」がもらえますので、ぜひミッションコンプリートした後は市埋蔵文化財センターを訪れてみてください。
ARGO編集部のひとこと
増山城では、主郭とされる二の丸跡を訪れただけで帰ってしまう人が少なくないそうです。そこで増山城跡に親しみ、滞在時間を長くしてもらおうと、アプリのリリースが始まりました。リアル脱出ゲームのようなアトラクション感覚で史跡を学びながら巡ることができるのでとても楽しそうですね! 季節イベントに連動してミッションなどの配信コンテンツを変更すれば観光客だけでなく、地元の方などのリピーターも増えていく施策になるかもしれません。