Apple TV+にARコンテンツが2021年に搭載予定!ARグラスの発売のためのコンテンツ導入か?
Appleは、2021年をめどに定額制動画配信サービス「Apple TV+(アップルTVプラス)」に拡張現実(AR)コンテンツを追加する計画であると、複数の関係者が公開しています。Apple TV+サービス会員を維持・拡大する考えを示しており、AR技術への関心を高める新たな手段を探る動きの一環です。
「Apple TV+」に搭載されるARコンテンツは、テレビ番組に登場するキャラクターや物体が視聴者のスマートフォンやタブレット端末上に表示され、周囲の生活環境に組み込まれる形で映し出されると考えられています。
例えば、アップルのオリジナル作品で宇宙開発競争を題材にした歴史改変SFドラマ「For All Mankind(フォー・オール・マンカインド)」の視聴中、部屋にあるコーヒーテーブルの上を月面探査車が走る様子や停車している様子が端末画面上で映し出されるようになるかもしれない、とのこと。
関係者によると、AppleはARに対応したARグラスを2022年に投入するのに先立ち、こうしたAR機能を来年導入する見通しです。Apple TV+へのARコンテンツ導入は当初年内予定を目指していたとされますが、新型コロナウィルスの感染拡大でソフトウェア開発や映画開発に遅れが生じたと見られています。
ARGO編集部のひとこと
AppleはこれまでもARに関する内容について力を入れています。 Appleが開発したARコンテンツ構築のためのプラットフォーム「AR Kit」では、2020年3月には「LiDARスキャナー」が搭載され、オクルージョン機能が実現されました。 この機能の搭載は近い将来に発表されるARグラスとの組み合わせて使用するためだと言われていました。 今回AppleオリジナルARコンテンツがApple TV+に搭載される計画とのことで、さらにARグラスの発売がより現実に近いものとなってきています。ARグラスの発売が待ち遠しいですね。