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【2020年】リリース予定・注目されているARの最新コンテンツをまとめてみた

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2020年には高速・大容量、低遅延、多接続が特徴の次世代通信「5G」(第5世代移動通信システム)の商用化がスタートし、5Gを生かしたAR/VRの活用や、AIと併用した新しい購買体験ができるなどARのさらなる活用が見込まれます。本記事では2020年以降に展開される、ARの最新活用事例をお届けします。

2020年にリリース予定の最新AR活用記事のカバー画像

ゲームアプリやバーチャルメイク、イベントなど幅広い分野で導入されているAR。2020年は5G(第5世代移動通信システム)やAI(人工知能)などの最新技術を組み合わせたARコンテンツのリリースが予定されており、よりARを身近に感じられそうです。

そこで今回は2020年に行われる最新ARをご紹介します。どれも心躍るAR体験ばかりで、サービス開始が待ち遠しいです┣¨キ(*゚д゚*)┣¨キ

1.【AR位置情報ゲーム】街や公園でハローキティに会える!AR位置情報ゲーム「Hello Kitty AR: Kawaii World」が2020年夏にリリース予定

2020年夏にリリース予定のAR位置情報ゲーム「Hello Kitty AR: Kawaii World」ティザービジュアル

出典:Hello Kitty AR: Kawaii World

株式会社サンリオの「ハローキティ」を題材にした、AR位置情報ゲーム「Hello Kitty AR: Kawaii World」が2020年夏にリリースされます。ハローキティをはじめ、11のキャラクターが登場。2019年12月現在、公開されている告知トレーラーでは、ARを活用して現実世界で作中のアイテムを集めたり、「Kawaii Gardens」という場所へ訪れるシーンが紹介されています。公式サイトではベータテストへの事前登録を受付中です。

本アプリはBublar Groupとサンリオ、Amazonのゲーム制作プラットフォーム「Amazon Game Tech」による共同制作。米メディア・Next Realityによると、Googleの「Google Maps API」技術も活用されています。

ARGO:街や公園でハローキティに会える!AR位置情報ゲーム「Hello Kitty AR: Kawaii World」が2020年夏にリリース予定

2.【ARグラス】5G×ARグラスで高校バスケを観戦!オリンピックに向けたAR/VR施策が続々登場

「SoftBank ウインターカップ2019 令和元年度第72回全国高等学校バスケットボール選手権大会」にて5Gを活用したARグラスが導入

出典:ソフトバンク株式会社

2019年12月23日~29日に東京都調布市にある武蔵野の森 総合スポーツプラザにて「SoftBank ウインターカップ2019 令和元年度第72回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が開催されます。一部の試合にはソフトバンクによる5Gのプレサービスが提供され、ARグラスを着用して試合観戦が行えます。

このようにスポーツ分野でもAR/VR技術が取り入れられています。たとえばボルダリングがゲーム感覚で楽しめる「ARボルダリング」。

新感覚アミューズメントARボルダリング

出典:ValoClimb

ボルダリングが2020年東京オリンピックの新種目として採用されたのを機に、注目を集めています。ボルダリングの壁とプレーヤーの動きをセンサーを使って解析し、プロジェクターでさまざまなアクティビティコンテンツを映写することで、いままでにないクライミングを体験できるとのこと。

モーションキャプチャーとAR技術をつかって剣先の軌跡を可視化したVRフェンシング

出典:Fencing Visualized

VR技術では、元フェンシング日本代表・太田雄貴選手とフェンシング対決が体験できる「VRフェンシング」があります。また両スポーツを実際に体験できる東京2020オリンピック公式観戦ツアーが実施されたりと、東京オリンピック開催に向けてデジタルテクノロジーが積極的に導入・活用されています。

3.【ARグラス】待望のARメガネ「Apple Glass」が2020年に発売?コンセプトデザインが明らかに

2020年に発売予定とされる「Apple Glass」のコンセプトイメージ

出典:iDrop News

※本記事には、噂、予測、コンセプトイメージが含まれています。Apple Glassはまだ実際の製品ではありません。

アメリカのニュースサイト・iDrop Newsにて、Appleが開発中のメガネ型ARデバイス「Apple Glass」のコンセプトデザインが公開されています。iDop Newsによれば発売は2020年頃、価格は1,000ドル(約10万円)と予想されています。

Apple GlassにはARディスプレイが搭載され、フレームに内蔵された超小型プロジェクターの映像をレンズに投影できるとのこと。2019年12月現在、Apple Glassの発売に関しては、Apple社から正式なリリースは出ていませんが、これまでにさまざまなニュースが報道されています。あらためてApple Glassの開発の変遷をたどってみましょう。

時期 ニュース
2015年7月 ARで有名なドイツのMetaio社を買収
2017年 カメラ付きARデバイスの特許取得
  イスラエルの研究所にて1,000人規模でAR開発
  ARプラットフォーム「ARkit」をリリース
  2020年に一体型ARヘッドセットを出荷するリーク
  Apple製品組み立てメーカーがARデバイスのディスプレイ製造に合意
2018年4月 片目8KのAR/VRに両対応したデバイスを開発中
  Leap Motion社の買収に6年間で2度失敗したことが報じられる
2019年 開発者会議WWDC2019にて、新ARプラットフォーム「ARKit3」など3つのAR関連の機能・開発ツールを発表

AppleがAR技術に関して、かなり注力しているのがわかりますね。Digi-CapitalのレポートによればApple Glassは、マイクロソフトの「HoloLens」、Magic Leapの「Magic Leap One」に続き、3番目に重視されるプラットフォームとして位置づけられています。

これは既にスマートグラスを発表したグーグル(Google Glass Enterprise Edition)より上位に位置されており、発売前から大きな期待がうかがえます。2020年は果たしてApple Glass誕生の年になりうるのか。同社の今後の動向に注目です。

4.【5G×エンタメ】渋谷エンタメテック推進プロジェクト #Shibuya5G

KDDI・渋谷区観光協会・渋谷未来デザインの三社共同によるプロジェクト「渋谷エンタメテック推進プロジェクト」

出典:渋谷エンタメテック推進プロジェクト

5G時代を見据えて、「渋谷の街をエンターテインメントとテクノロジーでアップデートする」をテーマに、現実とバーチャルが融合した「新たな渋谷」を目標にした渋谷エンタメテック推進プロジェクト

KDDI渋谷区観光協会渋谷未来デザインの三社共同による同プロジェクトは、2019年9月12日(木)の開始以来、5G時代を体験できる実証実験イベントを毎月実施しており、イベント内にてAR/VRなどの最新テクノロジーが活用されています。まずはこれまで同プロジェクトが行ってきた実証実験をまとめてみました✨

時期 ニュース
2019年9月11日(水)~22日(日) 都市型回遊型イベント「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2019」を行い、渋谷5Gエンタメテック会議Vol.1を実施。
9月12日(木)にはARとVisual Positioning Service(VPS)技術を利用し、バーチャルな渋谷と現実の渋谷を重ねる「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の実証実験を開始。
2019年10月19日(土) 「渋谷音楽祭2019」にあわせて、音のAR「Audio Space」を行う。
2019年11月7日(木) WHITE NIGHT WEEK SHIBUYA」にて渋谷5Gエンタメテック会議Vol.2を開催。また期間中にXRを利用したアートを展示。
2019年11月22日(金)~2020年3月31日(火)開催中 音のARサービス「Audio Scape by au」上でコールドプレイの新曲を視聴できる取り組みを実施。
2019年12月11日(水)~12月15日(日) 電子音楽×デジタルアートの祭典『MUTEK』とコラボし、第2回XRアート展「INVISUAL ART IN PUBLIC」を開催。
2019年12月13日(金)~16日(水) 渋谷PARCOにてデジタルパブリックアート「AKIRA ART OF WALL -INVISIBLE ART IN PUBLIC-」を展示。

Google Mapを利用して正確に位置を推定できるVPS(Visual Positioning Service)や音声ARなどさまざまなAR技術を活用し、渋谷をデジタル都市へと変えていく試みが行われています。

渋谷の街では様々なデジタルテクノロジーを取り入れた試みがされており、たとえば2019年12月5日(木)に開業した渋谷フクラス(SHIBUYA FUKURAS)の商業施設内東急プラザ渋谷には、待ち合わせスポットとなる「GMOデジタル・ハチ公」がオープンしたり、ひとの動きにあわせてLEDとディスプレイのキャラクターが動く楽しいイルミネーションが体験できる「STREAM of LIGHTS」が展開されたり、渋谷パルコでは複数のインタラクティブ体験(まとめ記事はこちら)ができたりと、各所でデジタルテクノロジーを取り入れたイベントが実施されています。きたる5Gに向けて、デジタル化を推し進めていく渋谷。今後渋谷の街がどのように変容していくのか注目です。

5.【次世代購買体験】KDDI×フェイスブック、2020年春に新しい買い物体験を提供する「フューチャーポップアップストア」をオープン!

KDDI株式会社とフェイスブック ジャパン株式会社は、5G時代の新しい買い物・エンターテインメントを体験できる「フューチャーポップアップストア」を2020年春に共同で開設することを発表しました。

同ストアではサービス、流通、製造などさまざま産業をテーマに、Instagramを活用したトライオンや商品購入、AI店員 (デジタルヒューマン) による接客体験、ARグラスやモバイルARを活用したショッピング体験など、次世代ショッピングのコンセプトモデルを展示していくとのこと。

公開された動画ではAI店員が日本語、中国語、韓国語、英語の4ヶ国語を話し、「フューチャーポップアップストア」では未来のショッピング体験ができるとアピール。日本語がわからない訪日外国人にも対応できる仕様となっています。

両社はフェイスブックの傘下であるInstagramにXRを組み込み、KDDIが持つマーケティング、送客、決済などを提供できる空間コンピューティングを用いて、企業のビジネス拡大に貢献する取り組みを目指していくとのこと。まだストアの詳細は明らかにされていませんが、いままでにないショッピングが味わえそうですね(*^^*)

6.【AR広告】ビルから3D動画広告が飛び出す!?2020年初頭に巨大広告を映すトライアル実験が開始

双方向型の新しい購買モデルを実現したARプラットフォーム「ARaddin」

出典:株式会社ZEPPELIN

株式会社ZEPPELINは、電通デジタル、KDDIと業務提携し、ARプラットフォーム「ARaddin(アラジン)」の提供を開始しました。

「ARaddin」とは「ユーザー自身が積極的に見たくなる広告」をテーマにした、ZEPPELINが独自開発した広告サービスです。ARマーカーを登録したビルにスマホをかざすとAIが反応。ビルから人物やキャラクターなどの動画広告が飛び出します。本サービスは2020年初めに都内の商業施設において、トライアル第一弾を実施予定。さらに来春へ向けて、プロ野球の試合中に人物や商品イメージをARで体感するイベントも計画しているとのこと。

「ARaddin」を利用することで従来の一歩通行な広告から、自分が気になるものに触れて見ることができるインタラクティブな広告体験が可能に。またAR技術によって消費者に合ったされたコンテンツが提供されるため、エンゲージメントをより高める効果が期待されています。

終わりに

2020年に行われるAR活用事例をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?(ㆁωㆁ*)5Gの普及により、さらにAR/VRの活用幅が広がっていくのを感じました。個人的には5G×ARグラスを使った高校バスケの試合鑑賞がとても気になります。

スポーツを純粋に観戦するのも楽しいですが、臨場感を味わえる一方で、スポーツのルールや選手の情報をリアルタイムで得るのが難しい側面があります。ですが5G×ARグラスによってそれらの情報をカバーできるため、よりリッチなスポーツ体験が味わえそうですね(^^♪2020年には東京オリンピックも始まりますし、5GとARを組み合わせにより「スポーツ観戦をアップデートする」ことが可能になりそうです✨

また再来年の話になりますが、2021年にはなんと!🌕宇宙ステーション🌕からのライブ番組にAR/VRが活用されるとのこと💡「無重力空間の中で、宇宙飛行士自らが放送」「長期滞在する宇宙飛行士と双方向なコミュニケーションができる」ということで、まるで夢のような話が現実化するとされています。

日々目覚ましいほどのスピードで進化していくAR。そのスピード感にARGOも乗り遅れることなく、タイムリーな発信を行っていきたいと思います!!!

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