NECがAR/VRを活用したバーチャル広告の健全な発展を支援する国内初の任意団体「バーチャル広告協会」設立!
NECがAR/VRを活用したバーチャル広告の健全な発展を支援する国内初の任意団体「バーチャル広告協会」を設立したことを、2021年9月22日に発表しました。AR/VRなどのXRを駆使したバーチャル広告の利活用促進を目的とする本団体には、AR/VRコンテンツを開発・提供する米国Timelooper社が既に加盟しており、今後はバーチャル広告に関する仕組みや技術の研究、課題の検討会や情報発信、交流会などを実施する予定です。
出典:NEC プレスリリース
NECのAR/VRバーチャル広告に関する任意団体「バーチャル広告協会」
広告業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するサービスやソリューションの提供を通して、公平・安心・安全・効率な社会の実現に貢献するNEC。AR/VRをコンテンツに広告を組み込む際の法規制や、バーチャル広告利用における課題を解決するため、放送業界で基幹システムや放送設備などを長年提供している実績に基づき、5Gを利用した次世代広告での取り組みや技術力、ノウハウを活かして本団体を設立しました。
入会企業は、バーチャル上の広告の研究・情報共有・調査、各企業間のマッチングによるビジネス展開・新事業創出、規制改革への働きかけ、ルールメイキング等にの活動に取り組みます。
拡大が予想されるバーチャル広告
現在、エンターテイメント業界やゲーム業界などを中心に、距離や時間を制限することのない新しい体験価値を提供できる仮想空間を利用したサービスが拡大しています。今後も教育分野やビジネスにおいてXRを活用したサービスが導入され、マーケットの拡大とそれに伴うバーチャル広告の増加が見込まれます。
サービス利用者を無視した不適切な内容などの課題や法規制などの問題も生じていますが、国内初の本団体の取り組みによって、発信者・受信者、両者にとってより良いバーチャル広告が普及していくといいですね。
ARGO編集部のひとこと
ARはリアルさ・臨場感のあるリッチな体験を顧客に提供できるほか、スマートフォンで気軽に利用できる点や、情報を視覚化することでわかりやすく内容を伝えられるなどのメリットがあり、現在非常に注目度の高い先端技術のひとつといえます。ゲームなどのエンターテイメントのイメージが強いARですが、現在ではビジネス、教育、観光、キャンペーン、美容など様々な分野で導入されています。