AR/VRで読書活動を推進、ハイテク化する中国の図書館
中国江西省南昌市にある江西省図書館新館では、10台のAR/VR機器が導入されています。臨場感あふれる読書体験を通して、市民の読書活動を促す狙いです。
導入日の2020年1月15日(木)には、約300組の家族連れが来館し、VRを利用した体感ゲームや足で弾くピアノ、スピーカーが内蔵された椅子などのハイテク設備を体験しました。
AR/VRのみならず、近年中国では24時間無人AI図書館やAIを活用した図書館司書ロボット「智図」が開発されたりと、図書館のデジタル化が進んでいます。
最新技術を取り入れることで、利用者のビッグデータを分析して、図書館の書籍内容をより合理的にアレンジできたり、司書ロボットの活用によりスタッフの負担を減らせたりと、効率的な運用が可能になるとのことです。
ARGO編集部のひとこと
AR/VR読書によって、まるで映画を見ているかのような体験を味わうことができ、より本の世界へ没入できるメリットがあります。特に映像演出は児童向けの本と親和性があり、子供はAR/VRの演出を楽しみながら本を読み進めることができるため、効果的な読書体験を行えます。またハイテク化する中国の図書館を紹介しましたが、その技術力の高さに驚かされました。デジタル化を通して、図書館のあり方が大きく変わっていくかもしれませんね。