ARで作品原画を自宅で鑑賞 冨永ボンドさんが初のオンライン個展を開催
ARを活用したオンライン個展を冨永ボンドさんが開催。アプリ不要のウェブARを活用して、自宅で作品を鑑賞できる「おうち個展」を楽しむことができます。
出典:サガテレビ
「仮想のボンドアート」とサブタイトルが付けられたとおり、本個展ではARやVRを活用。 ARで自宅に彼の原画を出現させ、鑑賞できる「おうち個展」を楽しむことができます。おうち個展で楽しめる作品は20点以上。画像をタップするだけで自宅に原画ARを飾ることができます。3号からB1まで、さまざまなキャンバスサイズの作品を出現させることができます。
また、インタラクティブ動画サービス「TIG」も導入。ムービーのなかに登場する商品・作品に出現するアイコンをクリックすると、そのアイテムの詳細がわかる販売ページへ移動することができます。
さらに150坪もの広さがある彼のアートギャラリー「ボンドバ」のすみずみまで内観できる360度インドアビューを活用した企画も。インドアビューには、通販サイトで使えるクーポンも隠されています。
今回のオンライン個展は「新たなチャレンジへの先陣を切りたい」という冨永さんからの提案で実現。居住する佐賀県で毎年、個展を開催していましたが、2020年は新型コロナウイルス感染症対策として、密を避けることができるオンラインの形式を採用しました。木工用ボンドに絵具などをミックスして絵を描く「ボンドアート」で注目される彼がオンラインで個展を開催するのははじめてとのことです。
個展の主催であるサガテレビの担当者は、「思った以上に多方面から注目してもらっている。今後、ウェブとリアルを融合させることで、新たな企画もできるのではないかと手応えを感じている」とコメントしています。
個展の開催は2020年10月31日まで。開催期間中はライブペイントも配信。毎週金曜日の20時~21時にInstagramで、土曜19時~20時はFacebook、Twitter、YouTube、Twitchで視聴できます。ライブペイントで描いた作品を購入することも可能とのことです。
ARGO編集部のひとこと
新型コロナウイルス感染症の影響で、展示イベントの中止や博物館や美術館では入場規制などの対策がとられています。ARを活用することで、密を避け、展示物に非接触でも魅力や背景などを知ってもらえることできます。また、今回のように販売サイトにリンクさせることも。展示イベントなどでは、アプリのダウンロード不要ですぐにその場で使えるウェブARの活用が多くなっています。