ARで広島平和記念公園を巡るアプリ!「XPLORE HIROSHIMA」リリース
AR(拡張現実)を活用して、原爆投下の瞬間まで存在していた広島市中区の平和記念公園一帯を巡ることができるARアプリ「XPLORE HIROSHIMA」が2020年8月6日よりリリースされました。
ARを活用したサービスを提供する企業「Timelooper」と広島を拠点に平和活動を行うNPO法人「PCV(Peace Culture Village)」が共同で本アプリを開発。原爆が投下されるまで広島の中心的な繁華街だった街の姿を、ARで再現することで身近に感じることができます。
また被爆前の様子を記録した資料映像や被爆者が描いた「原爆の絵」が用いられ、被爆前の町並みや人々の暮らしがリアルにわかるだけでなく、被爆の実相、証言、被爆後の復興ストーリーを視聴することも可能です。被爆者の高齢化が進む中、ARという先端技術を活用することで伝承活動を継続していくという狙いがあります。
本アプリは新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、現地に来られない修学旅行生や海外の旅行者に向け、英語で発信することを目的として開発されました。現在コンテンツを充実させ、使用言語を増やすためクラウドファンディングを行なっています。
ARGO編集部のひとこと
ウィズコロナ時代において活動が制限される中、AR技術を活用した体験の重要性はより大きなものになっています。戦争体験者の高齢化が進み伝承そのものが難しくなっていく中で、身近に戦前の街を知り、よりリアルに戦争を知ることで平和への考えもより一層深まるのではないでしょうか。また本アプリは英語で利用でき、世界中に広島の歴史を知ってもらうことが期待されます。今現在クラウドファウンディングを行なっているので、ぜひそちらもチェックしてみてください。
INFO
ARアプリ「XPLORE HIROSHIMA」
【ストアURL】App Store(iOS)