東京オリンピックでARを活用したスポーツ観戦が可能に!水泳競技にAR活用
東京オリンピックでARが使用されるとの発表がありました。ARは、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が主催する「TOKYO 2020 5G PROJECT」のひとつとして、水泳競技に導入されます。
本プロジェクトにはNTTとNTTドコモ、インテルの3社が協力しており、「各社の技術を組み合わせて、5G通信を活用した新しいスポーツ観戦体験を提供する」として3つの競技会場に、ARを含めた3種類の新しい観戦方法が導入されるとのことです。
ARを使用する新しい水泳競技観戦
5G通信が低遅延であることに着目し、100分の1秒を競う競泳データを装着型のARデバイスに送信。目の前でおこなわれる競技と、タイムや選手情報などのデータを重ね合わせながらの観戦が可能となります。ARデバイスは競泳会場一部関係者席で提供されるとのことです。
セーリング競技には50m級のワイドビジョンを導入
これまで防波堤から双眼鏡を使い観戦していたセーリング競技に、50m級のワイドビジョンを導入。セーリング競技会場の海にワイドビジョンを浮かべ、そこに競技風景を投影することで、競技が目の前でおこなわれているかのようなリアルな光景が見られるようになります。
マルチLIVE中継でどこにいてもゴルフの競技風景が見られる
ゴルフでは、他ホールでの競技映像や複数の選手のライブ映像が手元のデバイスで一括して見られる「マルチLIVE中継」が導入されるとのことです。スコアもリアルタイムで比較でき、観戦者はそれぞれ自由に競技観戦を楽しめます。
ARGO編集部のひとこと
大容量のデータを低遅延で送信できる5Gにより、AR活用の幅が広がりました。本プロジェクトのように5GとAR技術を組み合わせることで、素早く動く光景や映像にも対応できるようになります。今後スポーツ観戦・舞台鑑賞など、さまざまなシーンでのARの活用が期待できるでしょう。