丸の内エリアでAR/VRを活用した実証実験を実施!新たなコミュニケーション体験構築プロジェクト「GIBSON」の一環として
丸の内エリアで、AR/VRを活用したイベント・買い物・観光用途での体験価値検証のための実証実験が実施されました。本実証実験は、丸の内周遊エリアにいるARユーザーと遠隔地にいるVRユーザーが、まるで同じ空間をシェアしているかのようなコミュニケーション体験を可能にするプロジェクト「GIBSON(ギブソン)」の一環として実施され、本実験を通して、サイバー空間内に実空間変化をリアルタイムで伝送することで、ユーザーに臨場感をもたらせるということが確認できました。
サイバー空間と現実空間(フィジカル空間)を融合させた新たなコミュニケーション体験構築プロジェクト「GIBSON(ギブソン)」の一環として実施された本実証実験は、丸の内エリア(丸の内・大手町・有楽町)において、同プロジェクトが将来的に活用を想定している買い物・イベント・観光用途での体験価値検証を目的とし、AR/VR技術やローカル5G回線、サイバー空間への360°映像配信等を活用して実施されました。
遠隔地のVRユーザーはバーチャル空間にアクセスし、現地にいるARユーザーと合流して丸の内を周遊する本実証実験の結果、現実の空間にいるという感覚に加え、「自分がフィジカルとサイバーが組み合わされた新たな空間に実際に存在している」という感覚をもたらすということが確認できたとのことです。また、想定していたユースケースであるイベント・コマース・観光での利用が効果的であることが確認できたほか、オフラインとオンラインをハイブリッドに融合させたオフィスでの導入など、さらなる活用事例に関する示唆も得られたとしています。
株式会社博報堂DYホールディングス、株式会社MESON、三菱地所株式会社、Tokyo Marunouchi Innovation Platformの4社共同にて実施された本実証実験を通して、今後さらにAR等を活用した新しいサービス体験やコミュニケーション体験が発展していきそうです。
ARGO編集部のひとこと
AR技術は現実の空間にデジタル情報を表示させることができるため、臨場感や没入感のある演出を施すことが可能になります。スマートフォンの普及や、5G通信環境の整備などを背景に、今後もAR技術などの最先端テクノロジーを活用した施策はより一層普及していくでしょう。