マツダスタジアム、AR機能を利用し球場とファンが一体になるシステムを導入
ソニービジネスソリューション株式会社は、株式会社広島東洋カープが運営する「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(以下:マツダ スタジアム)」における、新しい映像送出を発表しました。そのシステムのひとつに、顔認識AR技術が活用されています。
今回納入したのは「ビデオ会議システムを活用した遠隔地からのライブ応援システム」、「顔認識によるメインモニターへのファン投影システム」、「コンコースモニターとの映像連携システム」の3つです。
そのうち、「顔認識によるメインモニターへのファン投影システム」にて、顔認識AR機能が取り入れられています。マルチパーパスカメラ2台を使用し、観客席にいるファンの様子をメインモニターに投影。顔認識機能との連携により、多数のファンの表情を素早く捉えられ、さらにメインモニター内に多分割表示できます。
そのほかにも、ARを利用して手の動きに合わせたボールのアニメーションや、オリジナルの枠デザインを付加することが可能。試合やイベントごとに個別の演出効果も行えるとのことです。
ARGO編集部のひとこと
本システムは「ファンや選手1人ひとりに寄り添う映像演出」をコンセプトに、演出を企画したそうです。AR技術による顔認識機能は非常に優れているため、まさに広島東洋カープ株式会社が掲げる理念を実現できそうです。このようにAR技術を取り入れることで、球場にも一体感が生まれ、観客の満足度も高まります。