愛知淑徳大学の講義で学生たちがARを活用した「映像が飛び出る絵本」を制作!
愛知県長久手市にある愛知淑徳大学創造表現学部の「メディアプロデュース基礎演習」(担当:阿部卓也准教授)にて、AR技術を取り入れた作品が発表されました。
メディアプロデュース専攻2年生を対象にした本講義では、多様化する映像表現への理解を深め、新しい発想で作品を生み出す能力を身につけるための映像作品制作をおこなっています。
同演習を受講した学生らの中で、ARジャンルに挑戦したチームが、「映像が飛び出る絵本」の制作に取り組みました。本作品は日本のおとぎ話『浦島太郎』をベースに、学生がオリジナルで絵と文を作っており、絵本にAR専用アプリをかざすと、挿絵がアニメになって本の中で動き出します。
出現したARコンテンツは「動くフォトフレーム」として、読み手が物語の主人公となったような写真や動画を撮ることも可能です。個人で楽しみがちな絵本ですが、ARが活用されることで親子や友人とコミュニケーションを取りながら絵本を楽しめます。本作品は2019年8月1日(木)に授業の成果報告会で発表されました。
ARGO編集部のひとこと
ARコンテンツを実際に制作することで、知識や最新技術の可能性を実践的に体得することができるため、非常に有益な試みだといえるでしょう。このように教育現場でのARの活用は、学校案内のパンフレットやチラシ、教材だけでなく、学生による制作物や発表の場などにも利用されています。